UIがシンプルになったIE9、Windows 7と連係も

IE9ではWebサイトを表示する領域を大きくするためUIがシンプルになり、タスクバーにWebサイトを登録できるなどWindows 7と連係する機能もある。

» 2010年09月17日 11時55分 公開
[ITmedia]

 米MicrosoftがInternet Explorer(IE)9のβ版をリリースした。HTML5やCSS3などのWeb標準サポートやハードウェアアクセラレーションといった特徴のほか、同ブラウザはユーザーインタフェース(UI)がシンプルになり、Windows 7と連係する機能を備えている。

 IE9ではWebサイトを表示する領域を大きくするため、アドレスバーとタブを横に並べ、デフォルトのUIを簡略化している。ナビゲーション部分のUIは、「進む」「戻る」ボタンや「ホーム」「お気に入り」「設定」ボタンなどにとどめている。検索ボックスはなく、Chromeと同様にアドレスバー(Microsoftは「One Box」と呼んでいる)から検索できるようになっている。One Boxには検索サジェスチョン機能もある。

シンプルになったUI

 また、ファイルをダウンロードするか、パスワードを記憶するかといったダイアログや、Webサイトが応答していないといったメッセージが、「Notification Bar」として画面の下部に控えめに小さく表示されるようになった。

Notification Bar

 Windows 7との連係機能としては、タスクバーにお気に入りのサイトを登録できる「Pinned Sites」がある。タブやアドレスバーのアイコンをタスクバーにドラッグするだけで登録でき、登録後はブラウザを開かなくてもタスクバーからそのサイトにアクセスできる。Pinned Sitesに対応したWebサイトでは、ジャンプリストから独自のメニューを利用できる。例えば、Facebookをタスクバーに登録すると、ジャンプリストを使って同サイトのニュース機能やメッセージ機能にアクセスできる。

タスクバーにFacebook、Yahoo!、CNNなどのサイトを登録
ジャンプリストからFacebookの機能にアクセス

 このほかIE9では新しいダウンロードマネージャなど、セキュリティ機能も刷新されている(→関連記事参照)。

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