iPhoneとiPadで書きかけのノートを連携させるにはあなたの不安、見積もります

原稿を書き終えたらWordファイルにまとめて、Evernoteに格納。ですが、書きかけの原稿だけは、どこでも一瞬で呼び出せるようにするために、Toodledoのノートブックがおすすめです。

» 2010年06月25日 14時00分 公開
[佐々木正悟,Business Media 誠]

 ほぼすべてのテキストの「最終格納庫」として「Evernote」を使っているわたしとしては、メモだろうとノートだろうとおよそテキストはEvernoteで管理しています。ですが、「書きかけの原稿」は別のツールに納めたいと思う理由があるのです。

 というのも、Evernoteは同期にやや時間がかかるから。特にiPhoneでは、これ以外のツールを使って書きかけの原稿を読んだり編集したりしたいのです。

 iPad版もインタフェースがすばらしいのですが、書きかけの原稿をいじりたいという場合、ほかに大量のデータがあることが、かえって邪魔になります。それを隠すためのノートブックでありタグでありスマートフォルダなのですが、それらを使うこと自体がわずらわしいと感じることもあるのです。特に出先で原稿を書きたいような時には、そうなのです。


 そこで、ブラウザからテキストの編集ができて、iPhoneでもiPadでもその編集をシームレスに続けられるツールがないかと探しました。やろうと思えばGmailでもできますが、わたしは「Toodledo」の「ノートブック」機能をとりあえず使っています。

 Toodledoはタスク管理ツールでありながら、ノートブックという変わった機能を持っています。このノートブックを使えば、書きかけの原稿をToodledo上で管理できます。原稿=タスクであるわたしにとって、ToDo管理を行うToodledoで書きかけの原稿も管理できるのは大変便利なのです。

 しかもこれ、iPadのToodledoクライアントでもiPhoneのToodledoクライアントでも編集してすぐに同期できます。現在作業中の仕事だって、シームレスに処理が行えるというわけです。


iPadでの画面

こちらはiPhone

 もちろん、こうやってあちこちにテキストファイルを分散させて、頭が混乱してもいけません。ですので、このノートブックでは現在手がけている原稿だけを管理するようにしています。

 原稿を書き終えたらWordファイルにまとめて、Evernoteに格納。ですが、書きかけの原稿だけは、どこでも一瞬で呼び出せるようにするために、Toodledoのノートブックがおすすめです。

筆者:佐々木正悟

 心理学ジャーナリスト。専門は認知心理学。1973年北海道生まれ。1997年獨協大学卒業後、ドコモサービスに派遣社員として入社。2001年アヴィラ大学心理学科に留学。同大学卒業後、2004年ネバダ州立大学リノ校・実験心理科博士課程に移籍。2005年に帰国。著書に、『スピードハックス』『チームハックス』のほか『ブレインハックス』、『一瞬で「やる気」がでる脳のつくり方』、『やる気ハックス』などがある。「シゴタノ!−仕事を楽しくする研究日誌」にて「心理ハック」を連載中。ブログ「ライフハックス心理学」主宰。


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