Windows7ではシステムの復元ポイントを作成するためのメニューの場所が変わったこともあり、操作がしづらくなった。復元ポイントをひんぱんに作成するようであれば、ダブルクリックするだけで復元ポイントを作成できる「Quick Restore Maker 2」を使ってみよう。
Windows 7/Vistaでは、システムの復元ポイントを作成する手順がWindows XP以前と変わった。XPでは「プログラム」−「アクセサリ」−「システムツール」−「システムの復元」で表示される画面に「コンピュータを以前の状態に復元する」と並んで「復元ポイントの作成」というメニューがあったのだが、Windows 7ではこれがなくなり、システムのプロパティにある「システムの保護」タブから作成するようになった。
もともとシステムに関連する項目だけに、システムのプロパティの中に移動させたこと自体は妥当かもしれないが、これまで馴染んできた場所にメニューがないというのは、やや違和感がある。システムの復元そのものはこれまでと同じ手順でも行えるだけに、なおさら戸惑ってしまう。
また、以前の手順においても、復元ポイントを作成する操作はやや煩雑(はんざつ)だった。システムの復元メニューから「復元ポイントの作成」を選択し、復元ポイントの説明を記入してから「作成」をクリックといった具合に、いくつかのステップを経る必要があったのだ。アプリケーションのインストールがうまくいかずに何度もリトライしている場合などは、イライラの原因になることも多かった。
この作業をスピーディーにしてくれるのが、今回紹介する「Quick Restore Maker 2」だ。このソフトをダブルクリックして起動すれば、その瞬間に復元ポイントの作成を実行できる。ひんぱんにアプリケーションのインストールやアンインストールを繰り返す際、このソフトのショートカットをデスクトップ上などの分かりやすい位置に置いておけば、すばやく復元ポイントが作成できるというわけだ。手動で復元ポイントを作成してから作業に着手しなければどうにも落ち着かない人は重宝すること間違いなしである。
なお、通常の手順で復元ポイントを手動作成しようとすると、復元ポイントに説明を記入するためのダイアログボックスが表示されるが、このソフトではそれすら省略されており、とにかく少ない手順で復元ポイントを作成することに念頭が置かれている。説明は最低限記入したいというのであれば、本ソフトの亜流に当たる「Quick Restore Maker v2b Customizable」を用いるとよいだろう。
ソフト名 | 対応OS | 利用料 | 提供元 |
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