無償で社内ポータルを――富士ゼロックスが「beat」ユーザー向けに

富士ゼロックスは、中小規模事業所向けのセキュアネットワークサービス「beat」利用者を対象に、社内用のポータルサイト「Working Portal」の提供を開始した。

» 2010年02月04日 18時30分 公開
[塙恵子,Business Media 誠]

 富士ゼロックスは、中小規模事業所向けのネットワークアウトソーシングサービス「beat」利用者を対象に、社内用のポータルサイト「Working Portal(ワーキングポータル)」の提供を開始した。「beat」の機能拡張として提供し、利用料金は無料

 beatのサービスでは、「beat-box」と呼ぶユーザー企業のネットワークとインターネットの間に小さなハードウェアを設置。「beat-box」をインターネットを通じて管理するほか、ユーザー企業の管理者を電話やメールでサポートする。

 Working Portalは、スケジュール管理タスク管理文書管理掲示板といった機能を搭載した社内向けポータルサイト。スケジュール確認や設定を行えるほか、仕事の進捗状況の確認、経営者のメッセージ発信、連絡事項や情報の共有、メンバー同士のディスカッションなどに活用できる。

photo 画面の上方のヘッダーエリアに社名を表示。画面の配色は5種類から選択できる。トップページに表示する内容をカスタマイズ可能(「仕事のみかた」「おやくだち情報」のエリアは固定)

機能 概要
スケジュール共有 メンバーのスケジュール確認や日程調整が行える。
お知らせ機能 全社に連絡したい情報をポータルのトップページに掲示できる。
掲示板 情報発信や意見交換など、オープンなやりとりができる。
ファイル管理 Webブラウザ経由で簡単にファイル保存や共有が可能。アクセス権の設定やバージョン管理もできる。
タスク管理 「指示された仕事」「指示した仕事」の進捗管理が可能。指示された仕事の進捗を、コメントや添付ファイルを使って報告できる。
ブログ 個人やグループからの情報を簡単な操作で発信。業務だけでなく、社内行事、クラブ活動などさまざまな情報交換に利用できる。
コミュニケーション 富士ゼロックスから業務に役立つ情報を定期的に配信するほか、Working Portal利用者全員と富士ゼロックスとの情報交換の場を設置。質問や相談を受けながら、ユーザーとのコミュニケーションを図る。

 なお当初は、トライアルとして東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、群馬県、茨城県、愛知県、大阪府、京都府、兵庫県の300社に限定して導入する。夏をめどに本格展開を予定しており、現在トライアルユーザーを募集中とのこと。

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