あなたに害を及ぼした人を、その人の行動ではなく、あなた自身の行動によって許す強さを備えなければいけない。
他者を許すことのできない人は、自分も渡らなければならない橋を自ら壊すようなものだ。
――ハーバート卿(英国の哲学者・神学者)
許すことは、より良い人生を実現するための原則だ。「間違いを正す」行動として私たちが果たすべき責任の一部でもある。許すということをしないと、私たちはこの決定的な行動に違反することになる。明確な判断、情緒的自由、予想される高信頼配当を自ら放棄するだけでなく、他者が自らを許し個人的に変革するのを邪魔する恐れもある。
あなたに害を及ぼした人を、その人の行動ではなく、あなた自身の行動によって許す強さを備えなければいけない。そして、非礼を恥じるために許すのではない。マンデラが範を示したように、自分自身に明快さと心の安らぎをもたらすために許すのである。
(『スピード・オブ・トラスト』473ページより抜粋)
開催概要 | |
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日程 | 2010年2月18日(木)〜2月19日(金) |
時間 | 9時〜17時(2日間とも) |
料金 | 10万1850円 |
会場 | フランクリン・コヴィー・ジャパン セミナールーム(東京都千代田区麹町) |
「どんな状況であれ、信頼ほど即効性が期待できるものはないと断言できる。そして、世間の思い込みに反し、信頼は自分でなんとかできるものなのだ」――。
『7つの習慣』で著名なコヴィー博士の息子、スティーブン・M・R・コヴィーが、ビジネスにおける“信頼の力”を体系化したのが本書『スピード・オブ・トラスト』。
企業の不祥事や社内の権力争い、人間関係の崩壊などが問題視される昨今、新しいリーダーに求められる能力とは何なのか。私たちが行うあらゆる活動の質に働きかける信頼の力を、本書中の“名言”を抜粋しながら解説します。
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