ある会社が顧客データベースを構築したとき、経営陣は名簿の売却や貸し出しは行なわないとはっきり約束した。ところが数年後、新任の意思決定者が名簿を貸し出す決定を下した。
偽善者には3つの兆候がある。話をする中で嘘をつくこと、約束しながら守らないこと、受けている信頼を裏切ることである。
――ムハマド
ある会社が顧客データベースを構築したとき、経営陣は名簿の売却や貸し出しは行なわないとはっきり約束した。ところが数年後、新任の意思決定者が名簿を貸し出す決定を下した。それから間もなく、その会社の顧客の一人が、別の会社から送られて来るようになったDM広告の住所ラベルに同じミスがあることに気づいた。その顧客は、これは単なる偶然ではないと思って会社に電話した。
会社は自分たちのしたことを認めて謝罪したが、約束を破るような会社はもう信頼できないと顧客は言い、その会社との取引を打ち切ってしまった。
(『スピード・オブ・トラスト』330〜331ページより抜粋)
開催概要 | |
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日程 | 2010年2月18日(木)〜2月19日(金) |
時間 | 9時〜17時(2日間とも) |
料金 | 10万1850円 |
会場 | フランクリン・コヴィー・ジャパン セミナールーム(東京都千代田区麹町) |
「どんな状況であれ、信頼ほど即効性が期待できるものはないと断言できる。そして、世間の思い込みに反し、信頼は自分でなんとかできるものなのだ」――。
『7つの習慣』で著名なコヴィー博士の息子、スティーブン・M・R・コヴィーが、ビジネスにおける“信頼の力”を体系化したのが本書『スピード・オブ・トラスト』。
企業の不祥事や社内の権力争い、人間関係の崩壊などが問題視される昨今、新しいリーダーに求められる能力とは何なのか。私たちが行うあらゆる活動の質に働きかける信頼の力を、本書中の“名言”を抜粋しながら解説します。
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