「一口サイズに切り分ける」――実現に近づく目標設定法来年こそは「成果」を出す

決めた目標を実行可能な形とサイズに切り分けられるようになると、ぐっと実現に近づきます。今回は「ネットSHOPを立ち上げる」という目標を例に、実現しやすくなる目標の設定の仕方を説明します。

» 2009年12月21日 18時30分 公開
[フランクリン・コヴィー・ジャパン]

人生は手帳で変わる フランクリン・プランナー・オーガナイザー 完全攻略

 2009年も残すところあと数週間。「今年は充実した」という人ばかりではないはずです。来年こそは! と気持ちも新たにしている人も多いのではないでしょうか。誠 Biz.IDでは『人生は手帳で変わる フランクリン・プランナー・オーガナイザー 完全攻略』をフィーチャーし、来年に備えるビジネスパーソンの力に役立てればと思います。

 3回目の今回は、実現しやすくなる目標の設定の仕方を説明します。


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 目標が決まったら、その目標を実行可能な形とサイズに切り分けていきます。ここがフランクリン・プランナー・オーガナイザー攻略の1つの要であり、これがスムーズに行えるようになると、あなたの目標はぐっと実現に近づきます。

 左の記入例を見てください。「ネットSHOPを立ち上げる」という目標が掲げられています。

 その下の「中間ステップ」には、それを実現するために必要な行動を書き出し、必ず「いつまでに行うか」、期限を設定します。

 このとき、それぞれのステップで「具体的に何をするか」、明確に認識できていなければなりません。できる限り小さな行動単位にすることで実行しやすくなり、より実現の可能性が高まりますから、そこが漠然としているのであれば、さらに小さな行動単位に刻んでみましょう。

 たとえば、左の例では「顧客ヒアリングなど」とありますが、まだ具体的なアクションに結びつきにくい場合は、「ヒアリングする人を決める」「質問項目を決める」「インタビューの手法を決める」など、さらに細かくしていきます。当然、今はわからないことや、調べなければならないことも出てきますが、変更が必要な場合は、そのつど変更するようにしてください。

 漠然とした目標を書き出すのはラクですが、具体的に何をするかまでブレークダウンするのは、なかなか難しいもの。あなた自身の現状をよく考えながら、1つひとつ丁寧に絞り込んで、やるべきことを一口サイズに切り分けていきましょう。

ワンポイント

「やるべきこと」の輪郭をただなぞるのではなく、あなた自身が実際に行動できる形とサイズにまで落とし込むことが、この段階では何よりも大切です。


人生は手帳で変わる フランクリン・プランナー・オーガナイザー 完全攻略

 全世界で2100万人が愛用するフランクリン・プランナー。米国の“建国の父”ベンジャミン・フランクリンをルーツに持つことでも知られています。

 本書は、そのフランクリン・プランナーの綴じ手帳版である「フランクリン・プランナー・オーガナイザー」を活用し、ビジネスにプライベートに成功をもたらすためのヒントを散りばめた完全攻略ガイド。

 綴じ手帳ならではの機能と使い方、活用方法、カスタマイズのヒントなどを紹介するほか、フランクリン・プランナーの特徴である、「価値観を明確にする」作業、ビジネスやプライベートの両立、すぐに役立つ効果的な計画立案といったさまざまな日常生活における課題解決の「攻略」をお手伝いするのが本書です。


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