スケジュール管理は「手帳」――会社手帳減で一般購入増

楽天ブックスが、スケジュール管理に関するインターネット調査を実施した。仕事もプライベートも手帳でスケジュール管理をしている人が多かった。

» 2009年12月17日 16時50分 公開
[塙恵子,Business Media 誠]

 来年のスケジュールは何で管理する? 楽天ブックスが、スケジュール管理に関するインターネット調査を12月9日〜10日まで実施した。有効回答数は、楽天リサーチ登録モニターの20〜69歳の有職者1000人(性別×年代均等割付)。

仕事もプライベートも手帳

 普段のスケジュールや予定の管理に何を使用しているかを聞いたところ、仕事、プライベートともに「手帳」がトップ。インターネットや携帯電話が普及しても、「手帳」や「紙のカレンダー」は根強く定着していることが見受けられた。

photo 仕事上のスケジュール管理方法

photo プライベートのスケジュール管理方法

 一方、PCと携帯電話のスケジュール機能に使い分けも見られた。仕事では「PCのスケジュール機能」(24.9%)がプライベートより11.7ポイント多く、プライベートでは「携帯電話のスケジュール機能」(38.3%)が仕事より15.7ポイント多かった。仕事とプライベートでの使い分けがうかがえる。

手帳は「購入」、カレンダーは「もらう」

 2009年に使った手帳カレンダーの入手方法について聞いたところ、手帳は「自分で購入した」が73.2%、「取引先企業からもらったもの」が16.4%と続いた。それに比べ、卓上や壁掛けなどの紙のカレンダーでは、「取引先企業からもらったもの」が52.5%と半数を超えいる。

 取引先企業で配布している手帳カレンダーの配布数を前年と比べたところ、手帳は「かなり減っている」「やや減っている」が合計で41.1%。また、カレンダーも「減少傾向にある」と47.6%の人が回答した。

 2010年の手帳カレンダーをもらえなかった場合を聞いたところ、手帳では62.9%が「自分で手帳を購入する」と回答。17.1%で「付録や無料で配られた手帳を使う」が続いた。カレンダーでは、「自分で紙のカレンダーを購入する」(36.0%)、「付録や無料で配られた紙のカレンダーを使う」(36.0%)が同率でトップとなった。

 なお楽天ブックスにおける手帳カレンダーの販売は、「前年の9月〜11月と比較し、手帳では3.2倍、カレンダーでは2.8倍と、大幅に伸長している」という。

スケジュール管理は現状に「満足」

 現状のスケジュール管理の満足度については、「満足しているが、もう少し効率的な管理がしたい」が47.7%でトップ。次いで42.2%が「満足しているし、現状の管理方法を継続したい」と答えた。「満足しているが、もう少し効率的な管理がしたい」という回答が多い点について、楽天ブックスは「現状使用しているツールに関しては満足しているが、使い方の上でさらなる使いやすさを求めている」と分析している。

 携帯電話やPCでスケジュール管理している人に、2008年と比較したスケジュール管理、登録の割合について聞いたところ、もっとも多かったのが「特に変わらない」(49.1%)。しかし減ったという回答が3.4%なのに対し、増えたという回答は47.5%。「前年と比較して半数近くが携帯電話やPCでのスケジュール管理の割合が多くなっているようだ」(楽天ブックス

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