わたしたちは情報をインプットして、理解し、記憶するときには必ず「絵」にしています。本連載では入ってきた情報を整理・分析し、他人に分かりやすく伝える技術「図解通訳」を紹介。今回からいよいよ実践に入ります。ユニクロのビジネスモデルや三国志の人物相関を図解通訳してみましょう。
前回は、「四角形と矢印」、そのバリエーションを使って、問題の分解や要素のグループ化を解説しました。今回からはいよいよ実践です。とはいえ、かんたんな図形の組み合わせだけですから、気軽にトライしてみましょう。
さあ、そろそろ腕がムズムズしてきて実際に図解通訳をやってみたくなった読者も多いのではないでしょうか? そこで、腕ためしにうってつけの演習をやってみましょう。
ここではユニクロの事業モデルの概要を図解にしてみます。ユニクロは国内外に店舗展開する製造から小売までを一貫して行うSPAと呼ばれる業態です。中国で生産し、非常に低コストで大量の衣料品を提供しています。それではユニクロの商売を簡単に図解にしてみましょう。
説明文が4つのブロックに分かれていますので、文章と図を見比べて自分なりに描いていく手順をシミュレーションしてみましょう。
どうですか? この問題ではブロックごとに順を追って描いていくだけなので簡単だったでしょう。このように、要素ごとの関係性、要素のグループ化や分類を「四角形と矢印」の組み合わせで、表現するのが、図解思考のコツです。
それでは、もう1問やってみましょう。次は、いわゆる人物相関図です。
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