iPhoneで「この日、時間ありますか?」に一瞬で答えるあなたの不安、見積もります

出先で「どの日時に予定が入れられるか?」を尋ねられることは多いものですが、とあるiPhoneアプリを使い始めてから、予定管理で悩むことが本当になくなりました。

» 2009年11月19日 11時20分 公開
[佐々木正悟,Business Media 誠]

 最近電車の中などで、iPhoneを使っている人を見かけることがかなり増えたように思います。今回の読者さんからの疑問は、そんなiPhoneでの予定管理に関する内容です。

ビジネスパーソンの気になる疑問

 『iPhone情報整理術』などを読む限り、佐々木さんはiPhoneに情報を集約しているようですが、カレンダーには何を使っていますか?


 カレンダーとタスクを管理するために、私は「Pocket Informant」というiPhoneアプリを利用しています。価格は1500円とiPhoneアプリとしては少々高めですが、十分にその価値はあります。

 このアプリケーションが素晴らしいのは、何といっても「GoogleカレンダーとToodledoのどちらとも同期が取れ、しかもその情報を結合してくれるところ」です。メインのタスク管理ツールにはToodledoを使っていて、サブの予定管理ツールとしてGoogleカレンダーを使っている私には、これ以上ないアプリケーションなのです。

Pocket InformantではGoogleカレンダーとToodledoの情報を併記できる

 私はあらゆるメインタスクをToodledoに集中させていて、その中にはすべての予定も入っていますから、カレンダーは不要と言えば不要なのです。しかし、ダブルブッキングを避けるためと、Toodledoがダウンした場合に備え、Googleカレンダーも使っているのです。

 こうすると、ToodledoとGoogleカレンダーの両方に予定が併記されることになります。それをiPhoneで確認し、両者がそろっていれば何の心配もいらないことになります。万一、両者の情報に不整合があれば、関係者に連絡して確認する必要があります。

 Pocket Informantを使い始めて以来、予定管理というもので悩むことが、本当になくなりました。出先で「どの日時に予定が入れられるか?」を尋ねられることは多いものですが、iPhoneを参照すれば、ダブルブッキングを避けるべき日(予定が多い日)と、忙しすぎるから予定を入れてはいけない日(タスクが多い日)とが、一瞬で確認できるからです。

筆者:佐々木正悟

 心理学ジャーナリスト。専門は認知心理学。1973年北海道生まれ。1997年獨協大学卒業後、ドコモサービスに派遣社員として入社。2001年アヴィラ大学心理学科に留学。同大学卒業後、2004年ネバダ州立大学リノ校・実験心理科博士課程に移籍。2005年に帰国。著書に、『スピードハックス』『チームハックス』のほか『ブレインハックス』、『一瞬で「やる気」がでる脳のつくり方』、『やる気ハックス』などがある。「シゴタノ!−仕事を楽しくする研究日誌」にて「心理ハック」を連載中。ブログ「ライフハックス心理学」主宰。


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