コクヨの針なしステープラー、「紙とじ」と「穴あけ」同時に――業界初仕事耕具

コクヨS&Tは、金属針を使わずに紙をとじられる「針なしステープラー(2穴タイプ)」を発売。同社として初めての針なしタイプで、紙とじと2穴ファイル用の穴あけを同時にできる構造を採用した。

» 2009年11月17日 14時48分 公開
[鷹木創,Business Media 誠]
針なしステープラー(2穴タイプ)

 コクヨS&Tは、金属製の針を使わずに紙をとじられる「針なしステープラー(2穴タイプ)」を12月9日に発売する。同社によると「ホッチキス針を使わないタイプのステープラーでは業界で初めて、紙とじと2穴ファイル用の穴あけを同時にできる構造を採用した」という。価格は5775円。

「コクヨの針なしステープラー、見てきました――IをHに代えた工夫」(動画付き)はこちら

 針なしステープラーは、金属製の針を使わないため省資源な上、書類廃棄時の分別が不要などのメリットがある。今回発売する針なしステープラー(2穴タイプ)では、金属針を使わずに業界最多のコピー用紙10枚までをとじることが可能だ。また、ハンドルを一度押し下げるだけで2カ所をとじると同時にファイル穴を開けられる。そのまま2穴ファイルに収容できるという。


ハンドルを下げる動きで用紙に2カ所切込みが入ると同時に、U字形の紙片が刃の穴に通る。ハンドルが元に戻る動きで、U字形の紙片が用紙の上に引き出される。切り込まれた用紙が折り込まれ、用紙をとじることが可能

 本体カラーは黒。大きさは139×181×210ミリ(幅×奥行き×高さ)。重さは約1.2キロ。とじ穴の寸法は6×15ミリ(短径×長さ)、ピッチは80ミリ、奥行きは13ミリとなっている。

 コクヨとして初めての針なしステープラー製品。同社によると「ステープラーの国内市場は66億円。そのうち、針なし製品のシェアは7%(約5億3000万円)を占める」という。針なしステープラーと、すべてが紙でできた「オール紙シリーズ」のファイル製品を組み合わせることで、丸ごと紙ごみとして廃棄可能な“エコロジーファイリング”を実現するとしている。

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