プレゼン中にみんなで書き込み――DNPのデジタルペン会議システム、参加意識向上へ仕事耕具

大日本印刷は、アノト方式のデジタルペンを使った会議・プレゼン支援システム「OpenSTAGE」を2009年12月に発売する。説明者の一方的な発表ではなく、出席者全員の参加者意識を高められるという。

» 2009年11月11日 21時17分 公開
[鷹木創,Business Media 誠]

 大日本印刷は、デジタルペンを使った会議・プレゼン支援システム「OpenSTAGE」を2009年12月に発売する。デジタルペン、ソフトウェア、専用スクリーン、マーカー、イレーサーの標準セットが19万7400円。

 OpenSTAGEは、アノト方式のデジタルペンを利用したシステムで、アノトパターンと呼ばれるドットを印刷した専用紙にデジタルペンで手書き情報を書き込むことで、プロジェクタを通じてスクリーン上に手書き情報を投影できる。標準セットには、アノトパターンを印刷した専用紙を出力するプリンタ用ソフトウェアや、投影した画像に対してもデジタルデータを書き込める専用のドットスクリーンも同梱した。

 デジタルペンはPCのマウス代わりとして利用可能。手書き描画機能のない表計算ソフトや文書作成ソフトにも同梱のソフトウェアで書き込めるという。なお、追記した情報は画像データとして保存する。このほか、オプションで遠隔会議システムとの連携機能も用意。遠隔地の関係者と同じデータを画面で共有しながら、修正や確認をスムーズに行えるとしている。

 会議やプレゼンテーションの場では、配布資料をホワイトボードやスクリーンに投影するスタイルが一般的だ。大日本印刷によると、「参加者は補足情報などを手元の資料に書き留めるケースが多いが、記入することに時間が割かれ、議事内容に集中できない場合がある。説明者からの一方的な発表で終わらずに、出席者全員の参加者意識を高め、会議の活性化を図ることが課題だ」という。今回のOpenSTAGEによって、それらの課題を解消させる狙い。

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