「手軽さ」から携帯電話でメモ 4割がカメラ機能を使用

アイシェアは、携帯電話を使ったメモ利用についての意識調査を行った。7割以上が携帯電話にメモを保存することが「ある」と回答。約4割がカメラ機能でメモをすると答えた。

» 2009年11月10日 17時09分 公開
[塙恵子,Business Media 誠]

 買い物リスト、予定、アイデア――。携帯電話の機能を利用して、メモを保存している人はどれくらいいるのだろうか。アイシェアは、20代〜40代のネットユーザーに携帯電話を使ったメモ利用についての意識調査を行った。有効回答数は492人(男性:57.3% 女性:42.7%)。

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 回答者で携帯電話を所持している人は77.0%。そのうち携帯電話にメモを保存することが「ある」と答えたのは、「よくある(24.3%)」「たまにある(49.1%)」の合計73.4%だった。特に女性(78.8%)と30代(79.2%)の利用者が目立つ。

 携帯電話にメモを保存したことが「ある」と答えた人に、どの形式で利用することが多いかを聞くと(複数回答形式)、「テキスト」が94.6%と圧倒的に多い。次に41.0%で「静止画」が続き、5人に2人がカメラ機能をメモとして利用している。一方で「音声」「動画」は5.0%以下という結果になった。

 携帯電話でメモすることに最も魅力を感じる点を尋ねると、56.5%が「手軽さ」を挙げた。次に「確認のしやすさ(28.8%)」が続き、「すばやさ」「パソコンとの連動」と答えた人はわずかだった。

 メモの内容は(複数回答形式)、「買い物リスト」が52.9%で1位。以下「プライベートの予定(47.1%)」「興味をもった言葉・物事(44.2%)」「思いついたアイデア(31.7%)」と、備忘録として有効に活用していることがうかがえる。なお、「行ってみたい店や場所の情報」「仕事の予定」は30%未満だった。

 一方、紙にメモ書きすることが「ある」人は83.1%(「よくある(32.1%)」+「たまにある(51.0%)」)。携帯にメモすることが「ある」人のうち、紙にメモ書きをしたことがあるのは88.5%で、携帯にメモすることが「ない(80.2%)」人よりも8.3ポイント高い。「メモが習慣となっている人にとって、携帯電話はより便利なツールとして使われているようだ」(アイシェア)

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