電子辞書でも名刺確認――SIIがコンパクトモデルに名刺ビュワー機能、国内初仕事耕具

セイコーインスツル(SII)は、ビジネスパーソン向け電子辞書「SR-G7001M」「SR-G6001M」を発売する。国内モデルとして初めて名刺管理ソフトのビュワー機能を搭載した。

» 2009年10月30日 20時06分 公開
[鷹木創,Business Media 誠]
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SR-G7001M

 セイコーインスツル(SII)は、ビジネスパーソン向け電子辞書のコンパクトモデル「SR-G7001M」「SR-G6001M」を11月末に発売する。国内モデルとして初めて名刺管理ソフトのビュワー機能を搭載。またコンパクトとしても初めて「PASORAMA」(パソラマ)に対応した。いずれもオープンプライスだが、想定実売価格は「SR-G7001M」が3万8000円前後、「SR-G6001M」が3万円前後になる見込み。

 SR-G7001MとSR-G6001Mは、名刺ビュワー機能を搭載したコンパクトモデル。メディアドライブの名刺管理ソフト「やさしく名刺ファイリング PRO v.9.0」で整理した名刺データを「SR-G7001M」「SR-G6001M」の本体に収録できる。メディアドライブのWebページで公開している同ソフトの体験版を利用しても収録が可能だ。名刺入れサイズの本体には約6000人分の名刺データを収録できるほか、パスワード管理機能も搭載した。

 いずれもコンパクトモデルとして初めて、USB接続したPCから内蔵コンテンツの辞書を検索できる「PASORAMA」にも対応した。またコンテンツカード「シルカカードレッド」を挿入できるカードスロットを装備。各種コンテンツを追加できるようになっている。


 SR-G7001Mは、コンパクトタイプで業界初の「新和英大辞典」(研究社)を収録。このほか学習向け英和辞典「リーダーズ」「リーダーズ・プラス」「英和活用大辞典」などを収録した。一方、SR-G6001Mには「英文ビジネスレター事典」「日経ビジネスアソシエビジネスキーワード」などのビジネス向けコンテンツを収録。オフタイムにも使える7カ国語の会話集や海外のメニューが分かる辞書なども多数収録した。

 いずれも大きさは、116.2×78.2×11.0〜19.5(幅×奥行き×厚さ)で、重さは約152グラム(充電式リチウムイオン電池含む)。液晶画面は4インチ(640×480ドット)のTFT白黒液晶で、標準での表示文字は24ドット全角26文字×16行/半角52文字×16行。電源は付属の充電式リチウムイオン電池、ACアダプター、USB給電(ケーブル同梱)の3方式。リチウムイオン充電池を利用した際の連続表示時間は約25時間。1時間あたり表示状態を55分、検索を5分間行なった場合の繰り返し表示は約22時間となっている。

 なお、専用ケース「FC110(スリップホルダー)」も同時に発売。ケースに入れたままUSBケーブルでPCと接続できるようになっており、PC側でPASORAMAのソフトウェアを起動すると自動的に電子辞書も電源が入る仕組みで、ケースから出すことなく使用できる。このスリップホルダーは店頭で購入できるほか、初回限定版のSR-G7001MとSR-G6001M(各1000台)に付属している。

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