俺は嘘つきさ。これだけは信じていい名言で読む「リーダーの必読書」

イギリス人作家、マリア・ルイーザ・ラミーは、「私は何千という悪党を知っているが、自分で自分を悪党だと思っている人には出会ったためしがない」と言っている。彼女の言わんとすることは、映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』の中でジャック・スパロウ船長が端的かつユーモラスに表現している。

» 2009年10月26日 11時30分 公開
[フランクリン・コヴィー・ジャパン,Business Media 誠]

 俺は嘘つきさ。これだけは信じていい。

――ジャック・スパロウ(映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』より)

 多くの人にとっては、誠実さとは、正直であるということだろう。正直であるためには、本当のことを言うだけでなく、正しい印象を与えなければならない。本当のことを言っているのに、誤った印象を与えてしまうということもあるが、それは正直とは言えない。

 些細なことの真実に軽率な人は、重要な問題で信頼されなくなる。

――アルバート・アインシュタイン

 多くの経営者は、自分は正直な人間だと言うが、調査結果によると、社員から見れば彼らが正直であるとか、正直に話すとは思っていないようだ。イギリス人作家、マリア・ルイーザ・ラミーは、「私は何千という悪党を知っているが、自分で自分を悪党だと思っている人には出会ったためしがない」と言っている。彼女の言わんとすることは、映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』の中でジャック・スパロウ船長が端的かつユーモラスに表現している。

 「俺は嘘つきさ。これだけは信じていい。嘘つきはいつも嘘をつく。信用できないのは正直者。正直者はとんでもないバカをしでかすことがある」

(『スピード・オブ・トラスト』90〜91ページより抜粋)

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時間 9時〜17時(2日間とも)
料金 10万1850円
会場 フランクリン・コヴィー・ジャパン セミナールーム(東京都千代田区麹町)

『スピード・オブ・トラスト 「信頼」がスピードを上げ、コストを下げ、組織の影響力を最大化する』

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 「どんな状況であれ、信頼ほど即効性が期待できるものはないと断言できる。そして、世間の思い込みに反し、信頼は自分でなんとかできるものなのだ」――。

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