ここ数年、USBメモリやBluetoothレシーバーなど、USBポートに装着する各種デバイスの小型化が著しい。中でも突起部がほんの1センチ程度しかない超小型のデバイスは、ノートPCに装着したままの持ち運びが可能。こうしたUSBデバイスでノートPCの機動性をアップさせよう。
ここ数年、USBメモリやBluetoothアダプターなど、USBポートに装着する各種デバイスの小型化が著しい。中でも突起部がほんの1センチ程度しかない超小型のデバイスは、見た目のインパクトも相当なものだが、ノートPCに装着したままの持ち運びが可能になるという、利用スタイルそのものの大幅な変革をもたらしてくれる点がなによりのポイントだと言える。
今回は、こうした超小型USBデバイスの例をジャンルごとに紹介しよう。
フロッピーに変わる媒体として完全に市民権を得たUSBメモリ。当初数メガ程度だった容量も数ギガバイトへと進化し、あわせてサイズの小型化も著しい。写真は8ギガバイトの容量を持つエレコムの「MF-SU208GBU」で、装着時の突起は8ミリ程度。実売価格は3000円前後だ。
製品名 | 実売価格 | 発売元 |
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MF-SU208GBU | 3000円 | エレコム |
メモリカードの小型化にあわせて、カードリーダの小型化も著しい。バッファローの「BSCRMSDCWH」は、microSDの読み書きが行えるカードリーダー/ライター。USBコネクタの先端側からmicroSDを挿入するという特殊な構造になっており、microSDを装着したままにしておけば、USBメモリと同等の使い方ができてしまう。
製品名 | 実売価格 | 発売元 |
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BSCRMSDCWH | 780円 | バッファロー |
2006年に発売されたロジクールのマウス「VX Nano Cordless Laser Mouse for Notebooks」は、装着時の突起がわずか8ミリ程度という極小サイズのUSBレシーバー、通称「ナノレシーバー」を採用していた。本製品以降、無線マウスのレシーバーは事実上このサイズが標準となり、現在では無線マウスのほとんどがこのサイズのレシーバーを同梱している。「VX Nano」は現在に至るもロングセラー商品だ。
製品名 | 実売価格 | 発売元 |
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VX Nano Cordless Laser Mouse for Notebooks | 7980円 | ロジクール |
多くのネットブックに搭載されたことで一気に普及が進んだBluetooth。それ以前はPCにモジュールが内蔵される割合は高くなかったため、長らく外付けレシーバーが売れる状況にあった。超小型タイプの先駆けとなったのはプリンストンテクノロジーの製品だが、いまではプラネックスやロジテックからも同等の製品が発売されている。写真はロジテックのBluetooth 2.1+EDR対応レシーバー「LBT-UAN01C1」。
製品名 | 実売価格 | 発売元 |
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LBT-UAN01C1 | 1980円 | ロジテック |
上の4つをまとめてUSBハブに取り付けてみたのが以下の写真だ。ほとんどかさばらず、外観も目立たないことがよく分かる。ノートPCに装着した場合、バッグに収納する際にいちいち取り外す必要がないため、機動力がグンとアップすること間違いなしだ。
今回紹介した製品のほかにも、突起部1センチとまではいかないが、USB接続の無線LANアダプターについても超小型製品が登場し始めている。これらの製品、従来製品に比べて価格差もほとんどないので、数年前のゴツい製品を現在も使い続けているという人は、これら超小型の製品に買い換えて、ノートPCの機動性をアップしてみてはいかがだろうか。
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