「机の引き出しに入る」A4ドキュメントスキャナ、キヤノンから仕事耕具

DR-150は、ADF(自動原稿送り装置)搭載のA4対応機としては「国内最小、最軽量」となるコンパクトサイズのドキュメントスキャナ。表面に鏡面仕上げを施したブラックカラーで、スタイリッシュさも重視したという。

» 2009年10月06日 20時53分 公開
[杉本吏,Business Media 誠]

 キヤノンマーケティングジャパンは、ドキュメントスキャナ「imageFORMULA DR-150」を10月16日に発売する。オープン価格で、店頭では3万円を切る価格になる見込み。

本体サイズは280×95×40ミリ(幅×奥行き×高さ)、重さは約1キロで、「机の引き出しにも入るサイズ」だという

 DR-150は、ADF(自動原稿送り装置)搭載のA4対応機としては「国内最小、最軽量」となるコンパクトサイズのドキュメントスキャナ。丸みを帯びた直方体のボディーは「必要なときにスッと机の中から出して、使い終わったらまたしまう」という“スマートスキャン”がコンセプトだという。表面に鏡面仕上げを施したブラックカラーで、スタイリッシュさも重視した。

使用時には直方体のボディのふたを開く。用紙ガイドも工夫し、「他社製品と比べて2倍の積載量20枚を実現した」という

 USBバスパワー電源で駆動し、USBケーブル1本で毎分カラー10枚/モノクロ12枚、USBケーブル2本ではカラー10枚/モノクロ15枚のスキャンが可能。「他社の同クラス機では、USBケーブル2本で毎分8枚スキャンのところを、DR-150は毎分15枚。消費電力も少ない」(キヤノンマーケティングジャパン)

背面の「Auto Start」スイッチで、通常モードとプラグ&スキャン機能を切り替えられる

 ドライバをPCにインストールすることなく使用できる新機能「プラグ&スキャン」も搭載した。スキャナをUSBメモリとして認識させ、メモリ内のユーティリティソフトを実行することで、設定や作業の進捗、ファイル保存、印刷、メール添付などが可能になる。ISIS/TWAINドライバを使用する通常モードとの切り替えは、本体背面のスイッチで行う。

 また、スキャン時の斜行補正、複数枚の自動用紙サイズ検知、カラー白黒自動検知、文字向き検知などの機能も搭載し、スキャン前の仕分け作業の手間をなくした。本体にはスキャンスタートボタン1つのみのシンプルな構成で、初心者にも分かりやすいという。

 本体サイズは280×95×40ミリ(幅×奥行き×高さ)、重さは約1キロ。名刺管理を効率化する「やさしく名刺ファイリングエントリー3」や、レシートを読みこんで自動で家計簿管理をしてくれる「やさしく家計簿エントリー」などのアプリケーションも同梱する。

 キヤノンマーケティングジャパン・オフィスデバイス商品企画本部の峯好文本部長は、「PFUのScanSnap S300などをはじめ、低価格のドキュメントスキャナは今一番売れている領域。これまでキヤノンのドキュメントスキャナは業務系に集中していたが、今回のDR-150は3万円を切る価格で、いよいよ小規模のワークグループ系に打って出る」とコメントした。

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