メモを取ったら「はい、終わり」から脱却したい人へ――OXFORDの“永久保存版”ノートギフト・ショー秋2009

フランス発のノートメーカー・OXFORDのラインアップから、ミシン目とリング穴入りの「インターナショナル」と、書籍のようなデザインの「ブラックンレッド」を紹介しよう。

» 2009年09月09日 20時25分 公開
[杉本吏,Business Media 誠]

 欧州を中心に展開しているノートメーカー、OXFORDをご存じだろうか。名前からはイギリスのメーカーと思ってしまいがちだが、「フランス発の紙メーカーとして、約100年前に誕生した歴史あるブランド。欧州ではMOLESKINEやRHODIAと並んで知名度が高い」と説明するのは、国内で販売を行う河源産業の友綱直子氏だ。

 「東京インターナショナル・ギフト・ショー秋2009」で展示していた製品の中から、ビジネスシーンに適した「インターナショナル」シリーズと、“永久保存版ノート”こと「ブラックンレッド」シリーズを紹介しよう。


ミシン目とリング穴入り、右オビと左オビに縦線が入った「インターナショナル」

 インターナショナルシリーズは、ハードカバータイプ、ソフトカバータイプ、丈夫なPP素材タイプなどさまざまなデザインをラインアップするビジネスパーソン向けのノートブック。全ページに見出しとタイトル、日付けなどを書き込みやすいように罫線が引いてあるのが特徴だ。ノートの左オビには議題や考えを表す記号などを簡潔に書き入れ、中央にはメインのメモを、右オビには質問事項を書き入れるなど、「コーネル大学式ノートの取り方」にも通じるような使い方ができる。


 ページにはミシン目が付いていて切り取りが可能なことに加え、ファイリング用のパンチ穴も最初から入っている。最近はノートや手帳にもミシン目入りのものが増えてきたが、パンチ穴まで入っているものはそれほど多くはない。「メモを書いて終わり」ではなく、アーカイブして何度も読み返す使い方をしたい人にはうれしいポイントだろう。

 インターナショナルシリーズの中でも、ゴムバンドが付いた「ミーティングブック」とゴムバンドと資料用ポケット付きの「オーガナイザーブック」は、1冊で会議の議事録メモや資料の整理まで行えるデザインだ。いずれのシリーズもA4サイズでページ枚数は80枚、5ミリ方眼と6ミリ横けいタイプをそろえ、価格はミーティングブックが2310円、オーガナイザーブックが2835円。

永久保存版の「ブラックンレッド」


 ブラックンレッドシリーズは、その名のとおり黒と赤のシンプルなカラーリングのノート。表紙はハードカバーでしおりが付いており、まるで1冊の本のような作りになっている。表紙裏には3年分のカレンダーと1年分の予定を簡潔に書き込める表が印刷してあり、欧米での度量衡換算表なども付いている。

 「欧州では“永久保存版ノート”のような位置づけ」だというブラックンレッドシリーズは、5ミリ方眼/8ミリ横けい/無地のデザインをそろえており、ページ枚数は96枚。価格はA4サイズが2100円、A5サイズが1575円。



 ミシン目とリング穴入りのインターナショナルシリーズも、書籍のようなデザインのブラックンレッドも、「メモを取ったらそれで終わり」という考え方とは一線を画したコンセプトのノートだ。「書いて終わり」から「書いた後まで活用する」使い方にシフトしたいと考えている人は、試してみてはいかがだろうか。

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