スキャン速度50%向上――コダック、A4対応ドキュメントスキャナ仕事耕具

コダックは、ドキュメントスキャナ「コダック イノベーションスキャナー i1200プラス」と「コダックイノベーション スキャナー i1300プラス」を発売。従来機に比べ、スキャンスピードが最高50%向上した。

» 2009年09月08日 17時42分 公開
[塙恵子,Business Media 誠]
photo コダック イノベーション スキャナー i1320プラス

 コダックは、A4サイズ対応のドキュメントスキャナ「コダック イノベーションスキャナー i1200プラス」シリーズと「コダックイノベーション スキャナー i1300プラス」シリーズを、9月8日に発売する。各シリーズともに片面モデル(i1210プラス、i1310プラス)と両面モデル(i1220プラス、i1320プラス)を用意し、価格は10万2900円〜31万2900円。

 ADF(自動原稿送り装置)を装備したドキュメントスキャナ。 ADF(自動原稿送り装置)を装備したドキュメントスキャナ。2006年の発売した「コダック イノベーション スキャナー i1200」シリーズと「コダック イノベーション スキャナー i1300」シリーズの処理スピードを向上させた。

 スキャン速度(A4縦送り/片面、両面ともに)はi1200プラスが毎分45枚、i1300プラスが毎分60枚。コダックによると「従来機に比べ、A4カラー300dpiの場合でi1200プラスは50%、A4カラー200dpの場合でi1300プラスシリーズは33%処理スピードが向上した」という。

 スキャンイメージはTIF、JPG、RTF、PDFのいずれかのファイル形式で、メール、プリンタなどに転送できる。付属のソフト(Windowsのみに対応)には簡易的なOCR機能も備え、サーチャブルPDFとしての保存も可能だ。

 ADFは、運転免許証、健康保険証、クレジットカードのほか、名刺サイズから863ミリの書類まで幅広く対応。超音波による重送検知機能や書類を痛めにくいフラットな搬送路を備え、さまざまな種類の書類が混在したままスキャンできるのも特長だ。

 このほかスキャン時に、色やサイズのほか傾き調整などを自動で行えるイメージ処理機能「パーフェクトページ」、書類上の文字の向きを検出し正しい方向にイメージを回転する「自動方向検出機能」(英数字のみ対応)、スキャンと同時に各書類の色を認識し、それぞれに応じた出力を行う「自動カラー識別機能」などを搭載する。

 別売のフラットベッドユニットをケーブルで接続すれば、ADFに通せない書類書籍なども、最高1200dpi(A4フラットベッドユニットの場合)の高い解像度でスキャンできる。フラットベッドユニットの価格は8万4000円(A4サイズ対応)〜19万9500円(A3サイズ対応)。

 本体サイズは330×162×246ミリ(幅×奥行き×高さ/給排紙トレイを除く)、重量は5.2〜5.5キロ(片面、両面モデルによって異なる)。スキャナ本体の角度を作業場所の広さに応じて2段階で調整可能で、「狭い作業場所でも角度を変えることで設置面積を小さくすることができ、設置場所を選ばない」(コダック)。

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