リコーは、使用済み製品を再生したリコンディショニング機「imagio MP C3500RCシリーズ」と「imagio MP C2500RCシリーズ」の2シリーズ4モデルを発売する。製造時のCO2の排出量は、前身機に比べて約93%削減した。
リコーは、使用済み製品を再生したリコンディショニング機「imagio MP C3500RCシリーズ」と「imagio MP C2500RCシリーズ」の2シリーズ4モデルを9月17日から順次発売する。価格はオープンプライスで、想定価格は明らかにしていない。前身となったMP C3500とMP C2500の両シリーズが115万円〜161万円だったのに比べて、リコンディショニング機のMP C3500RCとMP C2500RCシリーズは割安で提供するという。
リコンディショニング機は使用済みの製品をエンドユーザーから回収し、再生処理を行なって新造機同等のクオリティで発売するもの。今回発売するのはA3カラー複合機の「MP C3500RC SP」「MP C3500RC SPF」「MP C2500RC SP」「MP C2500RC SPF」の4モデルで、リコーによると「リユース部品の使用率は質量比で平均80%。製造時のCO2の排出量は、前身機と比較した場合、約93%削減したほか、製品のライフサイクル全体におけるCO2の排出量も20%以上削減した」という。エコマーク、グリーン購入法、国際エネルギースタープログラムに適合し、RoHS指令(EU有害物質削減指令)にも対応した。
性能は前身となったMP C3500とMP C2500の両シリーズと同等。印刷速度は、MP C3500RCシリーズがA4用紙でカラー/モノクロともに毎分35枚、MP C2500RCシリーズが同じく毎分25枚だ。スキャナの読み取り速度はMP C3500RCシリーズがモノクロA4用紙で毎分63枚、フルカラーで同38枚、MP C2500RCシリーズが同じくモノクロ毎分50枚、カラー毎分35枚となっている。ファックス機能を搭載したMP C3500RC SPFとMP C2500RC SPFはG3通信にも対応している。
インタフェースには100BASE-TX/10BASE-Tに対応したEthernetポートと、USB 2.0×4を搭載。大きさと重さはMP C3500RCが670×677×1155ミリ(幅×奥行き×高さ)、155キロ以下、MP C3500RCが650×659×1120ミリ、145キロ以下となっている。
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