丸の内の新しいフィットネスクラブの入会を迷う丸の内OLたちを癒す

健康ブームで、フィットネスクラブに入会したという話もよく聞く。しかし、すぐに退会してしまう人も多いようだ。東京・丸の内に「運動」以外にも行動、食事、休息をサポートする新しいフィットネスクラブが登場する。早速見学に行ってきた。

» 2009年09月01日 19時15分 公開
[塙恵子,Business Media 誠]
photo 内装は一面真っ白。一見ホテルのような印象だ

 昨今の健康ブームで、フィットネスクラブに入会したという話もよく聞く。しかし、仕事の合間に行くことはなかなかハードルが高いようで、すぐに退会してしまう人も多いようだ。そんな中新しいコンセプトを持つフィットネスクラブが東京・丸の内に誕生する。

 9月3日にオープンする「丸の内パーク ビルディング」の商業スペース「Marunouchi BRICK SQUARE(丸の内ブリックスクエア)」(地下1階〜4階)。その4階に、フィットネスクラブ「ティップネス」の新業態として、「TIPNESS MARUNOUCHI STYLE」(以下、MARUNOUCHI STYLE)が入るという。筆者は早速見学に行ってみた。

 MARUNOUCHI STYLEは、都心で働くビジネスワーカー、丸の内エリアへの来訪者へ「運動、行動、食事、休息」の4つの視点から、ひとりひとりの理想と課題にあった生活の提案をする。「健康になる」「ダイエットになる」ことだけでなく、休息や食事の提案し、個人のトータルコンディショニングをサポートするという。

 ティップネスの本城和彦常務取締役は、8月31日のプレス向け発表会で「日本の最先端の丸の内でティップネスを新たにオープンできうれしい。市場が鈍化している中、新しい提案やお客様の掘り起しができていない。明快なコンセプトで提案し、丸の内近隣で就業している多くの方に、MARUNOUCHI STYLEを発信したい」とあいさつした。

 MARUNOUCHI STYLEには、これまでのフィットネスクラブにはなかった、個人の体組成、動作の癖などを測定するシステムとカウンセリングを組み合わせ、ひとりひとりに必要なトレーニング要素を導き出す「プランニング・センター」を導入した。さらにその結果に基づき、個々人に最適なトレーニングプランを効果的にするため、ジムスペースには体全体の機能アップを実現する最新機器も投入している。

 例えば、KEISERの「The Functional trainer」はケーブルの方向を変えたり、アタッチメントを変更することで、しゃがむ、踏み込む、ひねるなどさまざまな動作でトレーニングできる。またPower Plateはマシンに振動が起こり、マシンの上で運動することで代謝も上がるため、効果的な運動が行えるという。

photophotophoto 導入する最新トレーニングマシンの一例。左の写真は、KEISER「The Functional trainer」ではパワー値(力×スピード)が測れること。ケーブルの方向を変えたり、アタッチメントを変更することで、しゃがむ、踏み込む、ひねるなどの多種多様な動作のトレーニングが可能。中央の写真はPower Plate。マシンに振動が起こり、マシンの上で運動することで代謝も上がり、効果的な運動が行えるという。ランニングマシンは24機導入している(写真右)

 また、体だけでなく発想力も刺激する「スタジオ」プログラムも多様に用意した。モデルとしても活躍するヒューゴ・コダーロさん、タレント活動の後、ヨーガのインストラクターとなった千葉麗子さん、全日本空手道選手権大会4連覇を達成した諸岡奈央さんらがスタジオプログラムを監修している。

 プレス向け発表会では、ヒューゴ・コダーロさん、諸岡奈央さん、杉谷知香さんら5人の講師がプログラムを解説。テーマは「働く人たちのストレスを解消につながる」が多かった。

photophoto プレス向け発表会でプログラムを解説。全日本空手道選手権大会4連覇を達成した諸岡奈央さんが披露した気合の入った型には圧倒された(左)、ベリーダンサーの杉谷知香さん(右)

photophotophoto この日、3つのプログラムを体験できた。それぞれ15分の体験だったが、参加者は汗だく

photophotophoto 更衣室内。サウナのほか、エステや溶岩浴(温かい溶岩石の上にタオルを敷いて寝転ぶ、岩盤浴に似たもの)なども用意(別途料金がかかる)

 施設には人工温泉、マグマスパ(溶岩浴)、サウナ、エステも完備しているので、丸の内で働く人たちにとっての癒しのスポットになりそうだ。ビジネス街でもある丸の内だけに平日のオープン時間は午前7時からと早め。朝からフィットネスクラブで汗を流し、リフレッシュするのもいいだろう。気になる利用料金だが、スタンダードメンバーシップの月会費は1万3800円とほかのティップネスの店舗に比べて若干高めの設定となっている。しかし、カウンセリングや設備の充実度を考えると、少し勤務地が遠くても通うメリットはあるかもしれない。ちなみに、最近丸の内から大手町にオフィスが移転したばかりだが、筆者も入会を迷っているところである。

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