回収部品8割――リコーがモノクロ複合機をリコンディショニング仕事耕具

リコーは、デジタルモノクロ複合機「imagio Neo 453RCシリーズ」「imagio Neo 353RCシリーズ」の2シリーズ4モデルを発売する。使用済み製品を回収し、再生処理を行ったRC機。

» 2009年08月27日 11時57分 公開
[塙恵子,Business Media 誠]

 リコーは、A3対応デジタルモノクロ複合機の新製品として、「imagio Neo 453RCシリーズ」「imagio Neo 353RCシリーズ」の2シリーズ4モデルを9月3日に発売する。価格はオープンプライスで、実勢価格は「販売店によって大きく異なる」(リコー)という。なお、同じ機能を備えた前身機「imagio Neo 453/353シリーズ」(2005年6月発売)の価格は85万円〜137万円だった。

photo imagio Neo 453RC

 新製品は、imagio Neo 453/353シリーズの使用済み製品を回収し、再生処理を行ったリコンディショニング(RC)機。リユース部品の使用率は質量比で平均80%を実現した。リユース部品を使用しながら、新品部品、または一部再製造された部品で構成された製品と同等の品質基準をクリアしたという。

 前身機と比較した場合、製造時のCO2の排出量は約82%削減しているほか、ライフサイクル全体におけるCO2の排出量は、imagio Neo 453RCは約26%、imagio Neo 353RCは約34%削減した(※)。

※前身機で5年、RC機で5年の合計10年を使用期間とし、1年あたりの環境負荷に換算して比較

 機能面は前の機種と変わらず、印刷速度(A4の場合)はimagio Neo 453RCで毎分45枚、同353RCで毎分35枚。省エネ技術「QSU」の搭載し、主電源を入れてからのウォームアップタイムは12.5秒、省エネモード(オートオフ)時は10秒で復帰する。複数枚の原稿を1枚の用紙にまとめてコピーできる集約コピー機能を搭載。1面に最大8枚の原稿を集約してコピーでき、用紙を大幅に削減できる。自動両面機能も備えた。

 コピー、ファクス、プリンタ、スキャナといったそれぞれの機能について、登録したユーザーごとに利用の制限設定が可能で、セキュリティ効果に加え、ランニングコストの抑制の効果も見込める。

 imagio Neo 453RC モデル75と同353RC モデル75には、不正コピー抑止地紋印刷機能を搭載。プリント出力時に用紙全体に特殊な地紋を埋め込んで印刷し、その印刷した原稿をコピーすると「コピー禁止」などのけん制文字が浮き上がり、不正なコピーや情報漏えいを抑止できる。

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