片手だけで本を安定してキープできる、読書補助具を紹介しよう。
電車の中、それも満員電車で、吊り革につかまったまま読書をするのは至難の業だ。吊り革を持たないもう一方の手だけで本をホールドしようにも、指がつりかけることもしばしば。強引にページを押さえつけると、本を傷める結果にもなりかねない。
こうした場合に便利なのが、今回紹介する「thumb thing(サムシング)」だ。これは親指に取り付けて使うページ押さえのためのアタッチメントで、ページとページの間をこれで押さえることにより、ページを開いた状態を親指1本でキープできるというスグレモノだ。これさえあれば、片手で吊り革を持った状態でも、無理なくページを開いたままの状態を維持できるというわけである。
端から端まではおよそ8センチ。文庫本や新書、四六判などのページを効率よく押さえることができる。ページ幅が短いのに反発力がある新書などとは、特に相性がよい。カーブがちょうどよい加減でついているため、片手で本がずり落ちないようむりやり挟み込むのに比べれば、本に跡がついてしまう可能性も低い。
ページをめくる動作についてはあまり考慮されておらず、どうしてももう一方の手を使わなくてはならなくなるので、短時間にページをペラペラめくるタイプの書籍よりも、同じページを長時間キープしておくという使い方が向いている。満員電車の中で吊り革につかまった状態で使うのであれば、次の駅までの走行中はずっと同じページをひらいて活字を目で追い、駅に着いたらページをめくる、という使い方になりそうだ。
製品名 | 実売価格 | 販売元 |
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thumb thing(サムシング) | 368円 | 丸善 |
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