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» 2009年07月30日 16時00分 UPDATE

男子の知らない女子の世界:音姫がないなんてありえない! 女子トイレのヒミツ

男性が知らない世界はまだまだ存在する。例えば女子トイレ。女子のトイレ事情は非常に奥深いのである。女性にとってエチケットは重要なのです。

[塙恵子,Business Media 誠]

 最近弁当男子、男子スイーツ部水筒男子といった言葉も登場し、男女間の壁は薄くなってきたのではと思うことがある。それでも、女性専用車両、レディースデーなど男性が知らない世界はまだまだ存在する。例えば女子トイレ。女子のトイレ事情は非常に奥深いのである。

「音姫」は常識ではない?

 アイティメディアが入っているオフィスビル女子トイレには、トイレ使用時の気になる音を流水音で消す洗浄音擬音装置「音姫」(温水洗浄便座に内蔵したタイプ)が設置してある。筆者は音姫を当たり前のように使っていた。使用することは常識とさえ思っていたのだが、男性にとってはなじみ薄いものらしい。

 編集部でも「なんで音を消す必要があるの?」(男)、「え、だってエチケットでしょう!!」(女)と男女間で意識に大きな差があった。そして筆者は衝撃の事実を知ることになる。そもそも男子トイレには音姫のような擬音装置が付いていないというのだ。

 疑った筆者は「気付いてないだけで本当は付いてるんじゃないですか?」と言って、男子トイレの様子を早速写真に撮ってきてもらった。確かに、温水洗浄便座の機能が少ない。かなり不自然……。音姫のボタンが見当たらない。うわさは本当だった。

photophoto アイティメディアが入っているオフィスビルのトイレ。男子トイレの温水洗浄便座(左)。女子トイレの温水洗浄便座には機能として音姫が内蔵(右)

 女子トイレの温水洗浄便座には、当然のように音姫ボタンが備わっているのだ。

TOTOさんに聞いてみました

 筆者はTOTOに音姫の導入率を問い合わせることにした。

 詳しい導入率は分からなかったものの、TOTOを採用したオフィスビル(2004年1月〜2007年3月に完工)27件の女性トイレには、音姫を100%設置しているとのこと。つまり新しいオフィスビルでは、当たり前に近い形で設置しているということだ。

 ちなみに音姫は壁掛タイプのほか、オフィス向けの温水洗浄便座には音姫を内蔵したタイプも主流になってきているようだ。一方で男子トイレには基本的に音姫を内蔵した温水洗浄便座を導入することはないそうである。「女性に比べ、トイレ中の音を気にする男性は少ない。企業にとっても無駄な投資になってしまうのだと思います」(TOTO

 2005年4月のTOTOによる調査では、働く女性(20〜40代)1576人を対象に「擬音装置が設置されていた場合利用しますか?」と聞いたところ利用すると答えた人は77%。8割近い人が利用しているということは、おおむね女性にとっては擬音装置を使うことは常識と言えるだろう。

擬音を携帯するという発想

 オフィスや公共施設に多く見られる洗浄音擬音装置だが、レジャーなどで外出した先に設置していないケースも多い。しかし、エコが叫ばれている今、実際に水を流して音を消すということに抵抗を感じている人も少なくないはずだ。最近になって“持ち歩く擬音機”が続々登場している。

 まずラナが、携帯型の擬音機「eco Hime(エコヒメ)」(1200円)が発売。直径50ミリ、厚さ22ミリ、重さ40グラムとコンパクトサイズで、携帯電話やバッグに取り付けできる。カラーはブラック/ビビッドピンク/パールホワイト/パールピンクの4色展開。一見ちょっとした化粧用コンパクトにも見える。

photo eco Hime(エコヒメ)

 1回ボタンを押すと、約25秒間流水音が流れる。「1回あたりの平均排尿時間プラスαをスタッフリサーチのもと25秒と割り出している」(ラナ)という。ちなみにアイティメディアのオフィスビルに設置している音姫と比較したところ、エコヒメの方が数秒長めだった。

photophoto バッグに付けるとこんな感じ。バッグを壁に掛けて使ってみる。スピーカーは裏側にあるので、使うときは裏返しにしよう

 流水音はミュージシャンによるデジタル音源を作成。16種類の音源の中から厳選した。音圧は耳に当てた状態で約115dB/50センチ距離で約73dB(115dBは人の耳で聴ける最高音量)といい、擬音機としては十分な音量だ。

 バッグの中に入れて不意に音がならないように、「オン/オフ」の切り替えスイッチも備えている。

 エポック社からも同様の擬音機が8月29日に発売となる。その名も「エコオトメ」(詳細→恥ずかしがり屋の乙女も安心 トイレの流水音再生する携帯型「エコオトメ」)。

photo エコオトメ

 側面のボタンを2秒間長押しすると、エコヒメ同様に流水音が約25秒間流れるそうだ。30×20×65ミリと100円ライター程度の大きさで、価格も315円と手に取りやすい設定。カラーもピンク/水色/白の3色を用意した。

 このほか7月22日にはタイトーからトイレ流水音着信メロディ「音無さららさん」が登場。ケータイがあればどこでも流水音の擬音を流せるというもの。iモードは「ぐるメロ♪うたあり」(月額315円/52円/21円)、EZwebは「究極EZメロディ♪うたあり」(月額315円)、Yahoo!ケータイは「ぐるメロ」(月額315円)で配信する。

 「音漏れは絶対許さないわ」というプライドが高い人には「流水音(ロング)」、「何があっても動じないわ」常に平常心を保てる人には「流水音(ノーマル)」、「そんなものに時間をかけていられないわ」という忙しい人には「流水音(ショート)」、「ことの重大さを分かっていらっしゃらないのね」そんな人には「流水音(スーパーロング)」(7月29日より配信)、「人と一緒はイヤ」そんな人には「エチケットペーパー」と5種類の中から自分に合った長さや音が選べる。


 ラナの通販サイト「ラナタウンドットコム」の販売ランキング(7月17日〜7月23日)ではエコヒメが1位〜4位を独占していた。注目度の高さがうかがえる。ありそうでなかった携帯型洗浄音擬音機。紹介した3つの製品は主に女性が気にする“エコ”“エチケット”に着目したものだろうが、不特定多数が触れるような備え付けではなく、個人用に使える点も受けそうである。

 男性のみなさん。これまで気付かなかったかもしれないが、女性は思っていた以上にエチケットにうるさい。そして女子トイレの流水音もうるさいのだ。

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