ScanSnapをカラーコピー機として利用する3分LifeHacking

ドキュメントスキャナ「ScanSnap」とプリンタを組み合わせて、カラーコピー機として活用する方法を紹介しよう。

» 2009年07月27日 11時03分 公開
[kizuki,Business Media 誠]
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アプリ選択の画面で「プリンタで印刷」を選ぶ
デフォルトでは、画質の選択が「自動」になっているため、一般的なコピーよりも低解像度で出力されてしまうことがある。スーパーファイン以上にしておくのがおすすめだ。また、両面同時にコピーを取ることはあまりないと思われるので、読み取り面の設定は「片面読み取り」にしておいたほうがよいだろう

 紙資料のPDF化に威力を発揮するドキュメントスキャナ。その中でも高いシェアを持つのがPFUの「ScanSnap」だが、このScanSnap、設定を変更することでカラーコピー機に近い使い方ができるのはご存知だろうか。今回は、ウラ技ともいえるこのScanSnapの活用方法を紹介しよう。

 ScanSnapの「S510」以降のモデルには、ユーティリティに「プリンタで印刷」というモードがプリセットされている。通常の設定では、読み取った結果をPDFなどにしてPCのハードディスクに保管するわけだが、この「プリンタで印刷」は、読み取った結果をそのままプリンタに出力してしまうという流れになる。

 デフォルトでは「印刷画面を表示する」にチェックが入っており、プリントが開始されるまでにワンクッション挟むようになっているが、このチェックさえ外してしまえば、ScanSnap本体のボタンを押すだけで読み取ったデータがプリンタから出力されるようになる。事実上、カラーコピー機と同じ挙動になるというわけだ。

 今回の記事で使用したのは、2009年7月時点での最新モデル「ScanSnap S1500」だが、今回紹介した「プリンタで印刷」モードは1世代前のモデル「S510」にも搭載している。コピー専用機がない環境で、手持ちの資料をもう1部複製するといった場合には大いに役立つ機能なので、ScanSnapユーザーは知っておいて損はないだろう。


(左)「印刷画面を表示する」のチェックを外せば、ボタンを押すだけでプリンタに出力されるようになる。なお、読み取った画像をファイルとしても残しておきたい場合は「印刷に使用したデータをファイルで残す」にチェック。(右)タスクトレイで表示される読み取り設定の画面。ここで「プリンタで印刷」を選んでおけば、ScanSnap本体のボタンを押しただけで印刷できるようになる

本日のレシピ
製品名 実売価格 発売元
ScanSnap S1500 4万円前後 PFU

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