添付ファイル、世界時計、次のイベントまでの時間――。Google Calendar Labsの6つの機能を試してみた。
Google Appsというと真っ先に浮かぶのはGmail。次いでGoogle Calendarあたりだろうか。Gmailでは「Gmail Labs」といって開発中の新機能が利用できる設定を用意しているが、Google CalendarにはこれまでLabsがなかった。そんなGoogle Calendarだが7月15日には「Labs」が登場。早速試してみた。なお、Google Calendar Labsを利用するには表示言語の設定を「English(US)」に変更する必要がある。
こちらはGoogle Docsに入力したワープロドキュメントやスプレッドシート、プレゼンテーションファイルをGoogle Calendarのイベントに添付できる機能だ。
Enableにすると、イベントの詳細設定画面の下部に「Attachment」という項目が追加されるので、「Add a Google document」のリンクをクリックすると自分のGoogle Docsで入力したファイルを表示。好きなファイルを選ぶと添付できるしくみだ。
公開しているイベントの場合、初期設定のままではゲストは添付ファイルを開くことができない。ゲストにも見せたければ、添付ドキュメントの共有設定をお忘れなく。
世界各地の時刻をカレンダー右側に表示する機能が「World clock」だ。選択した各地の現在時刻を表示するほか、登録したイベントをクリックするとそのイベントの開始時刻も各国時刻で表示してくれる。海外との仕事が多い人には便利な機能だろう。
年月日の3つのプルダウンメニューで直接確認したい日にちにジャンプできる機能。英語表記なので月、日、年の順で選ぶことになる。数年後や数年前のあの日――というような日にちにも一発で飛べるので便利だ。
ちなみにGoogleによると「actual time travel not yet supported.(実際のタイムトラベルはまだサポートしていない)」という。期待していいものだろうか。
次のミーティングの時間を忘れてしまう人に便利そうなのが「Next event」。次のイベントまでの時間をカウントダウンしてくれる。
カレンダーを共有しているメンバーが予定がないか、予定が入っているかが分かる機能。共有しているメンバーのメールアドレスを入力すると、現在そのメンバーが忙しいかどうかが分かるというわけだ。
好きな画像を背景に設定できるオプション。Enableにすると、「Setting」の「General」タブで設定できるようになる。Generalタブ中の「Calendar background」で好きな画像にアクセスするURLを入力すると設定可能なようだ(「ようだ」というのは、筆者の環境では画像を入力してもうまく反映できなかったため)。
なお、背景画像の表示方法は、Centered(中央に表示)、Tiled(並べて表示)、Scaled to fit(ウィンドウサイズに合わせて表示)の3つが選べる。
Background imageはうまく動かなかったが、ほかの機能はなかなか便利そう。特にミーティングを忘れてしまいがちな筆者にとってNext eventは魅力的。それに、気がついた時にミーティング(という名の飲み会)を開きたい時にはFree or busyが使えそう。
ほかの機能も工夫次第で上手に使えそうなものばかり。これからのGoogle Calendar Labsにも注目したい。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.