ジョギングライフの心強い味方「専用リュックサック」で集中して走る“もう挫折しない”健康管理

いつもより、ちょっと長めのジョギングに挑戦しようかと検討中の方、手ぶらで夏の炎天下を走るのはちょっと心配という方。専用リュックサックを使って、安心・安全にジョギングを楽しんでみませんか?

» 2009年07月01日 11時45分 公開
[シックス・アパート 中山順司,Business Media 誠]
メッシュと薄手のナイロンで軽量化してあるジョギング専用リュックサック。平べったい形で、タウンユースのモノよりもはるかにコンパクトです

 前回、遠征ジョギングをしたときの失敗として、「タウンユースのバックパックで走ってしまったこと」とお伝えしました。走行用に作られていない構造のため、上下に激しく揺さぶられるわ、荷物は背中で暴れるわ、さんざんな目にあってしまいました。

 それに懲りて、スポーツ用品店でジョギング専用リュックサック(リュック)なるものを初めて購入しました。今回は、これを背負ってテストランしてみようと思います。


 今回、テスト用に詰めたのは以下です。遠征ジョギングに最低限必要になると思われるアイテムです。


  • ペットボトル(水500ミリリットル)
  • 財布
  • 携帯電話
  • 家のカギ
  • タオル
  • ビニール袋

 見た目以上に荷物が入ります。上記のモノを詰めてもまだまだ余裕があります。着替えシャツ1枚、おにぎり、携帯音楽プレーヤーくらいならまだいけそうです。伸縮性がある生地のおかげで、各アイテムがリュックの内部でしっかりと固定され、揺らしても荷物が動きません。これなら安心して走れそうです。

 ということで、テストとして5キロほど走ってみました。以下、そのレビューです。

揺れはミニマム

 胸と腰のバックルで固定されており、揺れが少なく、非常に走りやすいです。リュックの薄さもいいですね。これは背負うと形容するより、背中にくっついていると表現するほうがいいかもしれません。リュックと背中のS字カーブがスキマなくフィットするので、まるで荷物が背中と一体化したようで、重さもほとんど感じません。

背中・肩への負担

 揺れが少ないと、肩と背中にかかる負担も最小限で済みます。ただ、走っている間に若干ストラップが緩んできたので、キツ目に締めなおしました(その後は緩むことなく走り切れました)。「ちょっとキツイかな」と感じるくらいが、走るときにはちょうどよい案配です。

不快な背中の蒸れもなし

 リュックと背中が密着してくれるのはいいことですが、その代償として汗で蒸れたり、シャツが汗で背中にくっついて不快な思いをするのでは、と懸念していました。しかし、それも問題ありません。背中に面する部分がメッシュ素材であるのと、空気が流れるようミゾが設けられていることで、ベンチレーション(風通し)機能を果たしてくれます。

 適度に空気が抜けてくれるので、背中も汗ばむことなく、終始気持ちよく走れました。いくらフィット感がよく、背中への負担が少なくても、ベタつくようでは長距離を走りたいとは思えなくなります。購入時には気づきませんでしたが、これから買う方は背面部分もチェックしてください。

重心バランスがずれるとリュックが傾く

 とはいえ、いいことばかりではありませんでした。走っている途中でリュックが微妙に傾いてきたからです。リュックが後ろから見て右側に傾いたせいで、左側のストラップが首に当たって気になってしまいました。

 理由は単純で、荷物の重心バランスが左右均等ではなかったからです。原因となった荷物はペットボトルでした。一番かさばって、重量もあるペットボトルを、リュックの真ん中に「タテ」に入れたのが間違いでした。走り始めればすぐに倒れてしまうのは目に見えています。重い水が右側に倒れたことで、リュック全体も右に傾いてしまったのです。

 これはペットボトルをヨコに寝かせてしまうことで解決します。重さが左右均等になりますし、低重心になるので安定感も出ます。

 これで再度走ったところ、傾きの問題は解消されました。水分補給時に、いちいちリュックの下から引っ張り出さねばなりませんが、これは仕方ないでしょう。

 この専用リュック、長距離でなくても使えます。夏場は水分補給をこまめに取りたいですし、そんなとき手ぶらだとどうしても不安です。リュックにペットボトルとタオルを入れておくだけで、道中の心配がなくなります。そして、心置きなく走ることに集中できるでしょう。

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