オフィスにいるとき地震発生のアナウンスがあったらビジネスに効くゲームソフト

地震大国日本。2日に1回の割合で、日本のどこかが揺れている。オフィスにいるときに、大地震が発生したら、どう対処すべきかご存じですか。

» 2009年07月01日 09時00分 公開
[塙恵子,Business Media 誠]

 緊急地震速報システムが、地震発生をアナウンスした後、どう動けばいいか――。

 地震大国日本。日本国内では、震度3以上の地震がなんと年間約173回も起きているという。これは2日に1回くらいの割合で、日本のどこかが揺れているということになる。

 自宅などでは、地震に備えて懐中電灯やラジオ、非常食、水などをまとめて準備をしているという人もいるだろう。しかし地震はいつ何時起こるか分からない。

 会社で仕事をしていても、なんとなく揺れてないか? と思うことが多々ある。錯覚(なぜか自分が揺れている)の場合もあるが、実際に地震の場合も少なくない。みなさんはオフィスや外出先で大地震が発生したら、どう対応すべきなのか心得はあるだろうか。

 あれ? 今揺れた? 編集長が後ろを通っただけだった……。

地震DS72時間

 大地震発生後72時間は、救命・救助などの人命救助が最優先で、その間、行政からの生活支援などは期待できない状態になるという。6月25日に発売となった「地震DS72時間」は、「震災発生後の72時間を生き抜く処方せん」をコンセプトとして開発した防災教育用ソフトだ。

 東京工業大学都市地震工学センターの梶秀樹特任教授が監修。72時間を生き抜くための判断力をクイズ形式で鍛える「チャレンジシティ」、防災に関連する知識を調べる「防災事典」、「防災力」を測る「防災力検定」の3つのモードで構成している。

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photophoto チャレンジシティ「地震発生直後」

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photophoto チャレンジシティ「サバイバル期」

photophoto 防災事典

 チャレンジシティでは、地震の発生前、発生直後、サバイバル期、復旧と再建という時間軸に応じた720問のクイズを出題。防災事典は、地震発生前の準備、発生時の応急対応、避難生活、復興などの場面に対応した防災に関する約470項目の知識について、イラスト写真で解説する。防災力検定は自分の「防災力」を測ることができるミニ検定。難易度は初級、中級、上級を用意しており、2009年4月に公開した「家庭の消防・防災力検定」にも対応している。


 震災時にゲーム機を持っていける可能性はほとんどない……。だから家でも会社でも、万が一のときに備え震災対策を覚えておいてほしい。

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