ジャングルは、「完全パソコン引越」のミニノートPC対応版を発売する。引っ越し先のPCにセットするメディアがUSBメモリになり、CD-ROMドライブを内蔵しないミニノートPCでも利用できる。
ジャングルは、、PCデータや各種設定を別のPCに移行できるソフト「完全パソコン引越 ミニノートPC対応版」を7月10日に発売する。価格は4980円。Windows 2000/XP/Vistaで利用できる。
PCを起動後、引っ越し元のPCと引っ越し先のPCを付属のEthernetクロスケーブルで接続して、それぞれに別のメディアをセットすると、双方のPCを自動認識する仕組み。2008年7月に発売した「完全パソコン引越」では、引っ越し元、引っ越し先ともCD-ROMをセットしていたが、「完全パソコン引越 ミニノートPC対応版」ではCD-ROMドライブを内蔵しないミニノートPCにも対応し、引っ越し先のPCにセットするメディアがUSBメモリとなった(引っ越し元はCD-ROM)。データの移行は何度でも行え、PCへのソフトのインストールは不要。
2台のPCを接続すると、引っ越し元のPCからコースを選択する。自分でファイルやフォルダを選択して移動できるほか、Internet Explorerのお気に入り、Cookie、インターネットオプションデータや、Outlook、Outlook Express/Windowsメールのメールデータをワンクリックで移動できる。
「完全パソコン引越」と同様に、Outlookと、Outlook Express/Windowsメール間でのデータ移動はできず、Outlook 2003以外は同バージョンのみ移動が可能。Outlook 2003はOutlook 2007にも移動できる。Outlook Express/Windowsメールの場合、同バージョンへの移動に加え、Outlook Express 5.5からはOutlook Express 6やWindowsメールに、Outlook Express 6からはWindowsメールに移動可能だが、Windowsメールは同バージョンのみに対応する。
このほか引っ越し後の元データを自動消去する設定や、データ移動方向切り替えにも対応する。CD-ROM、USBメモリを入れた状態であれば、指定したフォルダ内データの同期も可能だ。引っ越し元のCD-ROMを、手持ちのUSBメモリにコピーできる機能も搭載。CD-ROMが付属していないミニノートPC同士の引っ越し、同期も行える(※)。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.