印刷時に「コストが見える」ICカードプリンタ認証システム仕事耕具

シーイーシーは、ICカードを用いたプリンタ認証システム「SmartSESAME SecurePrint!Lite」を発売する。印刷時にクライアントPCに印刷コストを表示する「気付き機能」を搭載した。

» 2009年06月10日 18時18分 公開
[杉本吏,Business Media 誠]

 シーイーシーは、ICカードを用いたプリンタ認証システム「SmartSESAME SecurePrint!Lite」を7月1日に発売する。価格は利用環境に応じて異なるが、PC100台まで利用できるクライアントソフトとカードリーダー、1年間のログ集計サービスを含むパッケージの参考価格は28万8750円。


 SmartSESAME SecurePrint!Liteは、印刷時にICカードによる本人認証を行うことで、印刷物の取り違えや持ち去りなどを防止するプリンタ認証システム。印刷ログの集計はSaaS方式で管理し、利用する企業側はサーバやデータベースが不要なため、社員証などのICカードとカードリーダーだけでシステムを構築できる。

 システムを導入すると、PCから印刷ジョブを実行してもすぐには印刷されず、ICカードをプリンタ脇に設置したカードリーダーにかざすことではじめて印刷を開始できるようになる。「(印刷に一手間が掛かることで)とりあえずプリントしておく、という風潮がなくなるため、セキュリティ対策と同時に印刷コストも削減できる」(シーイーシー)という。

 印刷ログは、社員ごとやプリンタごとに印刷枚数をグラフ表示する。また、印刷時にクライアントPCに印刷にかかるコストを表示する「気付き機能」も搭載し、社員のコスト意識の向上にもつながるという。

 クライアントOSはWindows XP/Vistaに対応。ICカードはFelica/MIFAREをサポートする。

印刷ログの集計画面例

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