iPhoneを“引き出しの中”で充電する文具王の「B-Hacks!」

iPhone、携帯電話、デジカメ、ヘッドフォン――充電しなきゃいけないモノがとにかく多くて嫌になる。我慢ならなくなった私は思いきってこいつらをまとめて引き出しに押し込むことにした。ガジェットだけではない。充電器からなにから、全部だ。

» 2009年06月09日 12時50分 公開
[高畑正幸,Business Media 誠]

 iPhone含め、携帯電話が3つに、デジカメ、ヘッドフォン、ボイスレコーダーやワイヤレスマウスに使うエネループ。充電しなきゃいけないモノがとにかく多くて嫌になる。しかもそいつらは机の上に中途半端に場所をとり、中途半端な大きさの電源アダプターから、中途半端に伸びたコードの先に接続されている。

 大きさも形もコードの長さもバラバラ。ただでさえスキャナや外付けHDDなどでケーブルだらけのデスクの周りに、これらガジェットの根はツタのようにからみついて増殖する。私は毎日毎日その絡まったコードの中からコネクタを引っ張り出しては、それぞれの先端にガジェットをつけていく。その行為は、むしろ農業に近いのではないかと思う。

 しかし、これらガジェット類が電気で動いている以上、この状況はしばらくは解消されそうにない。我慢ならなくなった私は思いきってこいつらをまとめて引き出しに押し込むことにした。ガジェットだけではない。充電器からなにから、全部だ。

奥にマグネット付きのコンセントタップを貼り付けた、ガジェットの充電専用引き出し。引き出しの中はごちゃごちゃだが閉めてしまえば気にならないし、机の上はスッキリする

 やり方は乱暴だが簡単だ。机の引き出し1つを、これらガジェットの充電専用と割り切り、中身を一旦、空にしたら、マグネット付きのコンセントタップを引き出しの中に引き込み、奥の壁面に貼り付ける。引き出しの形状などにもよるが、そのまま配線を引き出せるものや、そうでなければ、さまざまな道具を利用して穴を開ける(笑)。大丈夫。机の奥に穴の1つや2つ、何とかなるものだ。

 私の机の場合、幸い、小さな隙間があったので、コンセントタップのプラグを一度分解して通してから再度組み立て、引き出しの奥にコンセントが並ぶ状態を作り出した。これで準備はOKだ。ここに、iPhoneや携帯電話などの充電機を挿し、引き出しの中で適当に挿して使っている。

 机の引き出しを開ければあいかわらずケーブル類はごちゃごちゃだが、引き出しを閉めれば、すべてはなかったことにできる。机の上がスッキリでちょっといい気分。

 今後は、USBハブも引き込んで、iPhoneのシンクロやHDD、デジカメ写真の取り込みなども全部引き出しの中でできないか検討中だ。

著者紹介 高畑正幸(たかばたけ・まさゆき)

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 1974年、香川県生まれ。図画工作と理科が得意な小学生を20年続けて今に至る。TVチャンピオン「全国文房具通選手権」で3連覇中の文具王。現在は文具メーカーに勤務、文房具の企画開発を行っている。2006年「究極の文房具カタログ」上梓。文具サイト「TOWER-STATIONERY」を主催。


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