「kyouha」を「今日は」に再変換――「ATOK 2009 for Mac」発売、300円の月額版も

ジャストシステムの「ATOK 2009 for Mac」では、英字入力をローマ字入力に再変換する機能や、候補単語を表示して英語入力を支援する機能などを追加した。月額300円で利用できる月額課金版も提供する。

» 2009年06月02日 13時08分 公開
[杉本吏,Business Media 誠]

 ジャストシステムは、日本語入力システム「ATOK」の最新版「ATOK 2009 for Mac」「ATOK 2009 for Mac [プレミアム]」を7月17日に発売する。価格は通常版が1万290円、プレミアム版が1万4490円。Mac OS X 10.4.11〜10.5で利用できる。

 最新のATOKを月額300円で利用できる「ATOK for Mac 月額版」も開始し、こちらは9月8日から提供を開始する。

長い英単語も少ないキータッチで入力できるようになった

 ATOK 2009では、英語の入力を支援する機能「ATOK 4E」を搭載した。入力したアルファベットに応じて単語を予測し、候補を表示する。

 ユーザーからの要望が多かったという[かな/カナ]キーの2度押しで英字をローマ字変換するMac版独自の機能も搭載した。これはMac標準搭載の日本語入力システム「ことえり4」と同じ機能で、例えば誤って「kyouha,」と英字入力してしまった場合に、[かな/カナ]キーを2度押しすることで「きょうは、」「今日は、」のように日本語に再変換が可能になった。

 Webサービスや外部アプリケーションのデータを文字入力/変換時に利用できる拡張機能「ATOKダイレクト」も機能を強化し、プラグインによって画像やハイパーリンクの表示にも対応した。

「ATOKダイレクト for はてな」の使用例

 収録語数も増加し「法壇」「事由」といった裁判員制度に関する用語や、「アラフォー」「婚活」といったトレンド用語を追加した。変換エンジンの精度も向上し、例えば「げんせかいきろくほじしゃ」を変換すると、ATOK 2008では「現世/快記録/保持者」と変換されていたところを、正しく「現/世界/記録/保持者」と変換できるようになったという。

 最新のATOKを月額課金で利用できるATOK定額制サービスは、これまでWindows版のみを提供していたが、新たにMac版を追加した。オンラインサイト「Just MyShop」で申し込み、プログラムをダウンロードして使う。通常の月額版(300円)のほか、1年間利用できる「ATOK for Mac スターターパック 1Year版」(3200円)も用意する。

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