シティランナーの聖地、「皇居」で走ってみた“もう挫折しない”健康管理

ランニング専用音楽の「EXERMUSIC(エクサミュージック)」が、「ランニングのプロコーチといっしょに、皇居周りを走れる」という無料イベントを主催していたので、参加させてもらいました。今回は、生まれて初めての皇居ランニング体験リポートです。

» 2009年05月20日 11時50分 公開
[シックス・アパート 中山順司,Business Media 誠]

 以前紹介した、ランニング専用音楽の「EXERMUSIC(エクサミュージック)」が、「ランニングのプロコーチといっしょに、皇居周りを走れる」という無料イベントを主催していたので、参加させてもらいました。今回は、生まれて初めての皇居ランニング体験リポートです。

皇居ランニングを初体験

参加者に配布されたスーパーヴァームを飲み、準備万端

 ランニング愛好家の間では有名な皇居ランニングですが、私は未体験なのでちょっとドキドキします。一度やってみたかったものの、ランニング仲間もおらず、かといって1人で走りに行くのもなんだかなあと思っていました。こういうイベントがあるといいキッカケになりますね。プロコーチの指導付きということで、楽しみです。

 集まった参加者は15名ほど。中にはフルマラソン経験者もいて、着ているウェアも本格的です。軽いストレッチの後、集合場所の赤坂見附駅から1キロ先の皇居まで軽くジョグ。皇居の外周1周はピッタリ5キロだそうで、今回は1周だけの短めのイベントです。参加者で集団を作り、時速10キロのペースで走りました。

 走る前は、

 「いくら皇居といえど都内なんだし、狭い歩道を窮屈な思いをして走るのだろうな」

 と覚悟していたのですが、横幅があって走りやすいです。我々以外にも大勢ランナーが走っていたにも関わらず、ストレスなく追い越したり、追い越されたりができました。

 およそ30分かけて皇居を1周し、また軽いジョグで赤坂見附駅まで戻りました。往復2キロと外周5キロの、計7キロを50分ほどで走ったことになります。適度な疲労感を味わいながら、終了しました。


開放感は満点、安全面は及第点

 以下は初めて皇居を走った感想です。

  1. とびっきりの解放感

     都内に、こんなにも解放感がある場所があるのが意外でした。歩道が広いだけでなく、周囲の空間全体が広々しているのがそう感じさせたのだと思います。皇居サイドにはお堀や木々の風景がありますし、道路側は車線が多いせいか、交通量の割りに圧迫感がなく、伸び伸びと走れました。ちなみに走る方向ですが、反時計回りで走る人が圧倒的に多かった印象です。
  2. 大勢のランナーと走るとやる気が出る

     金曜の晩だったせいか、たくさんのランナーが走っていました。30〜40代の男女がメイン層でしょうか。20代とおぼしき若い方もチラホラ。

     自分より明らかに年上の人にスパーンと抜かれると一瞬ヘコみますが、「なにくそ負けないぞ」という気にさせられ、いい刺激になります。1人で走るより、がぜんモチベーションが高まりますね。
  3. コースとして走りやすい

     街中で走る場合、普通はどうしても信号に足止めを食らいますが、皇居ならその心配はありません。また、アップダウンも非常に緩やかですので、ペースを守って走れます。景色にも変化があり、散歩感覚で楽しめます。久々に、時間を忘れて純粋に走ることを楽しめた気がします。
  4. 安全面は及第点

     安全面は気になりますよね。夜道でしたが金曜だったので人は多く、物騒な感じはしなかったです。まあ及第点かなという印象です。ただ、人がまばらになる瞬間、人気がなく照明の薄い箇所もいくつかありました。特に女性は、グループで走るほうが安心かなと思います。

 最近は、シューズメーカーやアパレルメーカーもランニングのイベントや講習会、シューズのトライアルといったイベントを多数開催しています。

 ほかのランナーから刺激を受けたり、プロの貴重なアドバイスがもらえたり、新製品を一足早く試せたりと、楽しめる要素は盛りだくさんなので、勇気を出して参加されてはいかがでしょうか?

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