リコーは、オンラインストレージ「quanp」専用のクライアントソフト「quanp.on」の最新版であるバージョン2.1を公開した。サブフォルダごとまとめてアップロードできる機能を追加し、ファイルには格納したフォルダ名が自動でタグ付けされる。
リコーは5月12日、オンラインストレージ「quanp」専用のクライアントソフト「quanp.on」の最新版であるバージョン2.1を公開した。無料で利用できる。対応OSはWindows XP/Vistaで、利用には.NET Framework 3.5が必要。
quanpは無料版で1Gバイト、有料版で100Gバイトまでのファイルをアップロードして共有できるオンラインストレージ。Webブラウザからも利用できるが、専用のクライアントソフト「quanp.on」を使えば、ドラッグ&ドロップでのアップロードやズーム機能を使ったファイルのプレビューなどが可能だ。
今回のバージョン2.1では、フォルダ内のフォルダ(サブフォルダ)ごとまとめてアップロードできる機能を追加した。指定したフォルダ内のデータを一定期間ごとに自動アップロードする機能と組み合わせることで、重要データのバックアップをより手軽に行えるようになった。
さらに特徴的なのは、フォルダ内に保存してアップロードされたファイルには、自動でそのフォルダ名のタグが付くこと。例えば、[My Documents]フォルダ内の[Business]フォルダ内の[企画書]フォルダに保存――というように“深い”階層に保存したファイルでも、「My Documents」「Business」「企画書」の3つのタグが自動で付くため、検索して簡単にファイルを見つけられるわけだ。
バージョン2.1ではこのほかに、アップロード処理の最適化や画像のスライドショー機能も追加した。リコーでは、「プレビュー機能などインタフェースが充実したquanp.on、OSを選ばずアップロードできるquanp.netやquanp dropなど、ユーザーの環境に応じてツールを使い分けられる」としている。
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