新入社員は「あいさつ」が必須 でも先輩と飲みに行くのは微妙?

「1日も早くあいさつができるようになってほしい」――。先輩社員が新入社員にもっとも求めていることは「あいさつ」のようだ。

» 2009年04月16日 14時56分 公開
[塙恵子,Business Media 誠]
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 新入社員が仲間になって半月。先輩社員が新入社員に「1日も早くできるようになってほしい」ことは「あいさつ」であることが、アイシェアの調べで分かった。

 30代から50代のネットユーザー433人を対象にアンケートを実施。複数回答形式で「1日も早くできるようになってほしいことは?」と聞いたところ、全体の54.3%を占めた「あいさつ」と「仕事の報告をする」が同率で1位となった。「コミュニケーションを円滑にする」が50%でそれに続いた。

 性別で見ると、男性のランキングは全体の順位と同様だったが、女性の1位は「仕事の報告をする」(50.9%)で、「あいさつ」(47.2%)を抜いた。「会社のルールを知る」「協調性を持つ」「ビジネスマナーを身に付ける」がいずれも46.2%で同率3位となった。

 年代別では、30代の57.3%、40代の55.1%が「仕事の報告をする」と回答。50代の1位は「コミュニケーションを円滑にする」(62.8%)となった。、また年代が上がるほど「ビジネスマナーを身に付ける」という回答も目立った。

上司や先輩にケアされてうれしかったことは?

 今は新入社員を指導する立場にある回答者たちも、指導される側だった過去があるはず。仕事で落ち込んだ時に、上司や先輩にフォローされてうれしかった経験があるという回答は58.3%で半数を超えた。

 その主な内容は「仕事のやり方で具体的なアドバイスをくれた(51.4%)」「話をじっくり聞いてくれた(50.3%)」「仕事のフォローをしてくれた(46.9%)」など。一方で「食事や飲みに連れて行ってくれた」と答えた人は男性と40代では40%に達したが、女性と30代では20%台にとどまるなど、性別や年代で意見が分かれた。誘われた経験があまりないのか、誘われてもうれしくないのか……微妙な結果だ。

 かけられてうれしかった言葉には「頼りましょう」「たいしたことじゃない」「めげないでください。あなたが居なくなると困る」など温かい言葉が並ぶ。このほか「必要な注意をした後は一切そのことについて触れずにいてくれた」といった対応も喜ばれるようだ。

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