新生活を始めたみなさんに、仕事で役立つGoogleの新しいサービスをご紹介。まずは地下鉄を攻略しましょう。
4月に入り、新生活がスタートした人も多いだろう。本日4月6日に行われたグーグルの定例会では、新生活に役立ちそうなGoogleの新サービスや試験的サービスが紹介された。その中で誠 Biz.ID読者にオススメのサービスをピックアップしてみた。
日本の地下鉄は非常に複雑だ。特に東京など大都市圏の地下鉄はとても入り組んでいて、上京当時、筆者もとても苦労した記憶がある。
4月3日からGoogle マップが、地図や航空写真の上に地下鉄路線図を重ねて表示できるようになった。現在対応する路線図は、以下の日本全国9都市42路線(合計601駅)。
路線図が公開されているエリアを表示して、画面右上に「その他」ボタンの「路線図」にチェックを入れる。表示した地図の路線を表示できるほか、駅をクリックすることで、ターミナル駅を通る路線のみを表示する。
新生活になって、地下鉄の乗り換えがよく分からないという人は、ぜひ活用してみてほしい。現在、パリ、サンフランシスコなど世界中の50以上都市でも提供されているので、海外出張時にも活躍しそうだ。
「やばい。間違った!」。誤ってメールソフトの「送信」ボタンを押してしまったことはないだろうか? やばいと思っても手遅れなのだ。社会人にとってこの行為は命取り。しかしGmailでは誤送信を“なかったことにする”機能を公開している。
その機能が、3月31日に日本語にも対応したGmail Labsで公開した「送信取り消し機能」。「送信」をクリックしてから数秒以内ならば、メールの送信をキャンセルすることができるというものだ。送信後「取り消し」ユーザーは「5秒以内」「10秒以内」のどちらかから取り消せる制限時間を設定できる。送信して1、2秒で「相手を間違えた!」「内容が足りなかった」ことに気付くことが多いので、たかが10秒といっても非常にありがたい。
このほかにも3つの機能をデモンストレーション。いずれもビジネスに役に立ちそうだ。
ネット接続がない環境でも、接続しているときと同じようにGmailを利用できる機能。Gears(Windows XP/Vista、Firefox 1.5以降、Internet Explorer 6.0以降に対応)をインストールするとブラウザが再起動する。インターネットに接続していない状態でも、PC内部にキャッシュされているメールの内容、添付ファイルなどが確認できる。メールを編集して送信することも可能で、最後に接続したときに送信される。オフラインのときは取り消し機能は働かず、送信ボックスにあるメールを削除する形となる。
ファイルの添付忘れを防ぐ機能。「添付する」という内容をメール本文に書いているのに、添付せずにメールを送ろうとすると「ファイルを添付し忘れているようです」というメッセージが出る。こちらは「送信取り消し機能」とともに、メール送信における不足を補ってくれるだろう。
検索ボックスに入力した文字に応じて、検索候補が表示される。また「has photos」などと入力することで、画像などの添付ファイルでメールを検索することも可能。
このほかにもGmail Labsでは、現在40以上の実験的な機能を提供しており、ユーザーからのフィードバック待ちの状態とのこと。この機会にさまざまなサービスを試して、新生活に役立つものを見つけてみてはいかがだろう。
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