1坪空間でリフレッシュ――コクヨの“デッドスペース改善”サービス

コクヨオフィスシステムは3月23日、オフィス内のデッドスペースに空気清浄装置や冷房を組み込むことで、空間の有効活用をサポートするサービス「Energy Pit」を開始した。最小で1坪のスペースから利用できる。

» 2009年03月23日 18時22分 公開
[杉本吏,ITmedia]

 コクヨオフィスシステムは3月23日、オフィス内のデッドスペースに空気清浄装置や冷房を組み込むことで、空間の有効活用をサポートするサービス「Energy Pit(エナジーピット)」を開始した。初期導入費用は70万円から。

夏季に対応したデザイン「クールダウンPit」の施工事例。外出先から戻ったオフィスワーカーは、ピット内のスポット冷風を浴びることで、瞬時に体感温度を調整できるという

最小で1坪のスペースからサービスを利用できる。左から、春季の「フレッシュエアーPit」、秋季の「ワークアウトPit」、冬季の「サーカディアンPit」

 エナジーピットは、「オフィスレイアウトで発生するわずかなデッドスペースに専用設備などを設置して、生産性の向上を支援する」(コクヨオフィスシステム)という“空間構築サービス”。最小で1坪(3.3平方メートル)のスペースがあればサービスを利用できる。

 スペースは季節に合わせてデザインを入れ替え可能。春季はシャープの空気清浄システム「プラズマクラスターイオン発生機」を設置した「フレッシュエアーPit」、夏季は冷風を集中的に出力するスポット冷房を設置した「クールダウンPit」、秋季は駐輪スペースを設けるなど自転車での移動を啓蒙するという「ワークアウトPit」、冬季は光を浴びることによって体の活動リズムを活性化するという「サーカディアン照明」を設置した「サーカディアンPit」を用意する。

 コクヨオフィスシステムは、「従来は物品倉庫など限られた用途にしか使われていなかった空間を、オフィスワーカーの生産性向上を支援する“付加価値空間”として利用できる。季節感を感じることによるイマジネーションアップやオンオフのモードチェンジによって、仕事の効率をアップし従業員満足にもつながる」としている。

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