バーチャルトリップで“日本縦断”――楽しみながら運動記録を取る“もう挫折しない”健康管理

みなさんは、日々のエクササイズの記録管理をしていますか? 運動直後は疲れていますし、面倒だなと感じるかもしれません。そんなときは記録管理そのものにエンターテイメント性を持たせて、楽しんで記録してしまいましょう。

» 2009年03月18日 08時30分 公開
[シックス・アパート 中山順司,ITmedia]

 みなさんは、日々のエクササイズの記録管理をしていますか? ジョギングで言えば「いつ走った」とか「何キロ走った」とかいった情報のことです。

 運動直後は疲れていますし、面倒だなと感じるかもしれませんが、もし記録管理そのものが楽しく、しかも記録をとり続けることでモチベーションを高められるとしたらどうでしょう? むしろ記録管理したくなってきますよね。

 今回は「運動記録管理にエンターテイメント性を持たせつつ、やる気までアップさせる方法」をご紹介します。


走った距離を地図上にマーキングしていく

 私は今年、「年内に1000キロ走る」という目標を立てました。実際に走った距離は日々記録し、地図上に線を書いてマーキングしています。例えば「今週は月、水、金、日曜日にそれぞれ5キロずつ走ったから、合計20キロ」と、すごろくのコマを進めるイメージで地図上にマーキングしていくわけですね。

 これは一般に「バーチャルツアー」などと呼ばれているもので、ジョギング支援サイトやブログパーツでも同様のコンセプトのものがあります。ちりも積もればの原理で、1日当たりの距離は短くとも、月日を重ねるとけっこうな距離になるものです。たったこれだけのことが、大きな達成感になってくれるのです。

私の今年の目標である1000キロというのは、東京駅から種子島までの直線距離にほぼ等しくなります。1月1日から2月24日までに、東京駅から静岡県の富士市付近まで、距離にして約125キロほど走りました(画像はマピオンのキョリ測から)

記録は携帯電話にメモ、30キロまでは距離を“貯め”よう

 毎日の距離の記録は、携帯電話のメールやメモ機能を使って管理するのがよいでしょう。例えば、2月9日に5キロ走ったのであれば「0209-05」といった具合にメモしておきます。以前ご紹介した体重記録と同じように、メールのタイトルを「距離」としてGmailなどに送信すれば、タイトルで検索をかけたときに一覧性が確保されて見やすいです。

 計測した距離のマーキングには、紙の地図よりもマピオンのキョリ測などのサービスを利用するのが便利。ジョギングの記録を始めて距離が貯まったら、任意のスタート地点から好きな方向へ線を引いて測ってみましょう。

 どこからどこに向かうかは自由に決めればいいのですが、土地勘のある方へ進む方がよいです。「土地勘がある=距離感が分かる」なので、「そんなに走ったんだ、すごいぞ自分!」と実感しやすいのです。

 ちなみにこの記録は、ジョギングするたびにマーキングするものではありません。と言うのも、5キロや10キロだと、地図上では悲しいほどわずかしか進まないからです。ある程度の達成感を感じるには、30キロは必要です。それまでは無心で走りこみましょう。自分を追い込む材料にもなってちょうどいいです。

例えば東京駅から30キロで横浜町田インターチェンジ、そこからさらに30キロ先が泰野中井インターチェンジです

地上を走るもよし、空を飛ぶもよし

 さて、キョリ測での具体的な線の引き方にも触れておきましょう。走った経路に忠実に線を引くべきか、それともエイヤと空を飛ぶように一直線で記録するか、果たしてどちらがよいのでしょうか。

 個人的には、記録が簡単な直線式でよいと思います。バーチャルトリップの目的は自分へのフィードバックですので、正確性にこだわる必要はありません。私は最初のうち、律義に東名高速道路上をカーブに沿って走っていましたが、途中で面倒になって、“空を飛ぶ”ことに切り替えました。


 最後に1つTipsを。なるべくでしたら、バーチャルトリップのコースは建物やランドマークが適度に散らばっている町中をオススメします。

 私は昨年、東京インターチェンジからスタートし、東名高速道路上を西へ川崎→横浜町田→厚木→大井松田とクリアしていったのですが、箱根峠が精神的にきつかったです。理由は、御殿場までの距離が分からなかったからで、「いつになったら御殿場に到着するんだろう……」と、モンモンとしながら走っていた記憶がありますので。

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