プレゼンの音は大きく、動作音は静かに――キヤノンの新型プロジェクタ：仕事耕具

「キヤノン パワープロジェクター」の新機種「LV-7375」と「LV-8300」は、3000ルーメン以上の高輝度のほか、動作音を29dBに抑える静音モードを搭載。シリーズ最大という7Wのモノラルスピーカーも備えた。

LV-7375

　キヤノンは3月11日、小型・高輝度タイプの「キヤノン パワープロジェクター」として「LV-7375」と「LV-8300」の2機種を発売した。価格はそれぞれ36万5400円、31万2900円。

　両機種とも独自の光学エンジン「AISYS（エイシス）」を搭載し、輝度はLV-7375は3500ルーメン、LV-8300は3000ルーメン。解像度はLV-7375がXGA（1024×768ピクセル）、LV-8300がWXGA（1280×800ピクセル）となっている。コントラスト比は500対1。

　レンズは、21型から300型までの投影が可能な広角1.2倍ズームレンズを装備した。LV-7375では1.9メートル、LV-8300では1.7メートルの距離から60型の画面サイズで映像を写し出せるほか、動作音を29dBに抑える静音モードを搭載し、「幅広い設置環境に対応した」（キヤノン）という。一方、オフィスの会議室や学校の教室などでプレゼンテーションの音がしっかり届くように、シリーズ最大という7Wのモノラルスピーカーを装備した。

　このほか、起動から約8秒で映像の投写が開始されるクイックスタート機能、黒板や色のついた壁などに投写される際の映像を自然な色調に近づけることができるスクリーン色補正機能、画面のひずみを適切に補正する自動台形ゆがみ補正機能、無断使用を防止するパスワード機能などを備えた。

　インタフェースにはミニD-sub（15ピン）、DVI-D、コンポーネント入力端子、ミニピンジャックなどを装備。イーサネットポートも用意し、プロジェクタ本体の不具合をメールで通知するネットワーク機能も利用できる。いずれも、本体サイズは317×336×111ミリ（幅×奥行き×高さ、突起部含まず）、重さは3.3キロ。