音声指示付きスキャンデータを送信――コダックの「Scan Station 500」仕事耕具

コダックは、ネットワーク機能を搭載したドキュメントスキャナ「Scan Station 500」を発表した。スキャン時に本体のマイクに入力した音声を指定の場所へ送信できる「ボイスアタッチメント機能」を搭載している。

» 2009年03月06日 19時22分 公開
[杉本吏,ITmedia]

 コダックは3月5日、ネットワーク機能を搭載したドキュメントスキャナ「Scan Station 500」を発表した。スキャンしたデータは直接ネットワーク上のプリンタやサーバに送信でき、PCと接続せずに使用できる。価格は未定だが、想定価格は20〜30万円。4月中の発売を予定している。


 Scan Station 500は、スキャンしたデータをネットワーク上のプリンタやサーバに送信する、メールやファクスとして送信する、本体に接続したUSBメモリに保存するなどの操作が単体で行えるA4ドキュメントスキャナ。解像度600dpiのCCDセンサーを搭載し、自動両面印刷に対応する。

 読み取り速度は毎分30枚/60面(A4サイズ/200dpiスキャン時)で、ADF(自動紙送り装置)には最大75枚まで給紙できる。また、コダックのA3サイズ/A4サイズのフラットベッドスキャナとキーボード(別売り)を接続して使用できる。プログラムのショートカット機能などを備えたタッチスクリーンには、従来機種(Scan Station 100)よりも大きい8インチ液晶を採用した。

 スキャン時に本体のマイクに入力した音を音声ファイル(WAV形式)に変換し、指定の場所へ送信、保存できる「ボイスアタッチメント機能」も新たに搭載した。「書類の送付元から送付先への指示、伝言事項などをテキストだけでなく声で伝えられるため、送信者と受信者の明確なコミュニケーションを可能にする」(コダック)という。

 インタフェースとして、USB2.0とイーサネット(10BASE-T/100BASE-TX)、ファクス用のアナログポートを備える。本体サイズは349×381×208ミリ(幅×奥行き×高さ)、重さは10.5キロ。

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