マインドマップでプレゼンテーマを作るのだ(前編)シゴトハッカーズ(1/2 ページ)

プレゼンの機会は突然やってくるもの。「来週、プレゼンしてくれ」と言われたら、どんなふうに資料をまとめていきますか?

» 2009年02月19日 23時55分 公開
[大橋悦夫、佐々木正悟,ITmedia]

大橋さん、佐々木さん、これまでやったことがなかったけど、いきなりPowerPointを使ってプレゼンをしてくれ、と依頼されることってありますよね。初めての場合、何から手をつけたらいいかも分かりません。どのようにしていくのでしょうか?

私の場合、まず最初にテーマを確認して、マインドマップのようなツリーを作ります。すごく簡単に言ってしまうと、

  1. 導入
  2. テーマ
  3. まとめ

 というアウトラインを用意して、そこから自分の話たいことを、どんどんぶら下げていきます。

導入、テーマ、まとめ、とは具体的にはどのようなことを指すのですか?


例えば、「やる気」をテーマとした本の出版記念セミナーなどがあったとしますと、

  1. このプレゼンで話すこと
  2. 「やる気」について
  3. 全体のまとめと

 いった感じになります。

 「全体のまとめ」というのは、今日話したことの中で、大事だと思われる点を、5項目ほどにまとめて結論としたものです。身もふたもない言い方をすると、「今日話すこと」「テーマ」「今日話したこと」という感じになります。最初の形は、なるべく簡単なほうが作りやすいので。

1と3はほぼ同じ内容を繰り返す(重要なことは何度も!)というイメージでしょうか?


そうなります。重要なことを繰り返すということのほか、「これから話すこと」「今話していること」「今日話をしたこと」についてリアルタイムに確認していないと、自分(話手)も聴衆も、「プレゼンの流れ」を認識できなくなることが多かったので。


なるほどなるほど。2のテーマについては、どのように組み立てていくのですか?


マインドマップに書いていくと、自然と浮かび上がってくることも多いですね。そして、文章の構成を作るときとほとんど同じで、大テーマを分割していきます。先ほどの例でいえば、

  • なぜ「やる気」なのか?
  • 普段から役立つ知識
  • 「やる気」になれない理由

 などなどを、アイデアの浮かぶに任せて、書き加えていきます。「ぶら下げる」と言ったのはそういう意味です

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