「理想の相手に出会うための4ステップ」と「より良い関係を築くコツ6つ」仕事のパートナーにも使える恋愛術(6/6 ページ)

» 2009年02月13日 08時30分 公開
[平本あきお(構成:房野麻子),ITmedia]
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相手とのギクシャク関係を直すコツ6つ

 恋愛に限らず、どんな人間関係でもうまく築くコツがあります。その6つのステップを紹介しましょう。これは、私が主に離婚カウンセリングで活用している方法です。

コツ1:相手といい関係を持つ決心をする

 お互いを自分の好みに変えようとするのではなく、今のままの相手を愛せるかどうかを確認します。これはとても大事です。今のままの相手を好きだといえるでしょうか。「相手が自分を好きだから」ではダメです。「相手が自分をどう思おうが、自分はありのままの相手とうまくやる」という決意をします

コツ2:相手と自分の違いを認める

 ラブボタン/地雷ボタンの違いでも分かるように、人は皆違います。「当たり前だろう」「言わなくても分かるだろう」ということはないのです。それを認めてください。自分たちは分かり合っていると思っていても、一度それをクリアにして、まったく初めて出会う人だ、自分とはまったく違うんだ、という前提に立ちます。「こうすべき」という考えを捨ててください

コツ3:相手のラブボタン/地雷ボタンを知る

 相手のラブボタン/地雷ボタンを知ってください。聞いた内容について攻撃や反論はしてはいけません。あくまで冷静に聞くこと。色々と聞かされると、「いや、だってそれはそっちが……」といいたくなるものですが、言ってはいけません。ここでは、1番、2番のステップをしっかり納得しているかが重要になります。

コツ4:自分のラブボタン/地雷ボタンを知る

 相手のことを聞いた後に、自分のことを話すというのが基本ですが、この3番と4番は、2人の関係がこじれている場合には逆になることもあります。

コツ5:自分から先に相手のラブボタンを押し、地雷ボタンを押さないようにする

コツ6:自分のラブボタンを押してもらい、地雷ボタンを押さないようにお願いする

 3番と4番は逆になることがありますが、5番と6番は必ずこの順番でやってください。相手のラブボタンを先に押して、地雷ボタンを押さないようにして、しばらくしてから自分に関してお願いする、という流れです。

 そうしないと「自分のことばかり主張して」と相手が批判的になります。この時に、「そっちが先にするべきだ」という態度になってしまうようであれば、1番の「相手といい関係を持つ決心をする」に納得していないということになります。

 結局は、しっかりコミュニケーションを取ることに尽きます。相手の行動の意図や真意が分からなかったり、自分が本当はどうしたいのかが分からなくなってもいいので、分からないということを相手にそのまま伝えて、一緒に話し合うという姿勢が大事なのです。何についてどうコミュニケーションをとるかより、まずはコミュニケーションをとりましょう。

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ピークパフォーマンス 代表取締役

平本あきお(ひらもと あきお)

 1965年神戸生まれ。東京大学大学院教育学研究科修士課程修了(専門は臨床心理)。アドラースクール・オブ・プロフェッショナルサイコロジー(シカゴ/米国)カウンセリング心理学修士課程修了。人の中に眠っている潜在能力を短時間で最大限に引き出す独自の方法論を平本メソッドとして体系化。人生を大きく変えるインパクトを持つとして、アスリート、アーチスト、エグゼクティブ、ビジネスパーソン、学生など幅広い層から圧倒的な支持を集めている。最新著書は、『すぐやる! すぐやめる!技術 ― 「先延ばし」と「プチ挫折」を100%撃退するメンタルトレーニング』。コミュニケーションやピークパフォーマンスに関するセミナーはこちらから。


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