ジョギングを始めるコツは「先にジョギングコースを作る」こと“もう挫折しない”健康管理

ジョギングを始めたいと思ったら、まずはジョギングコースを作ってみましょう。作ると、不思議とそこを走りたくなるものです。ジョギングコース作成には地図サイトを使うと便利ですよ。

» 2009年02月10日 08時30分 公開
[シックス・アパート 中山順司,ITmedia]

 体重を量るクセがついたら、次は運動がしたくなりますね。それに、健康管理と運動は切っても切り離せないものです。

 まっさきに思いつく運動といえば、ジョギングです。ジョギングのよいところは、特別な器具もスキルも要せず、誰でもマイペースで始められるところ。ただし、そこには「ジョギングコース作り」というハードルが待っていて、それをクリアする必要があります。

 そこで本日は、「地図サイトを使ったジョギングコース作り」を提案します。

マピオンの「キョリ測」を使う

 仕事帰りや休日に走る場合、コースはおのずと自宅周辺になるでしょうが、適当なルートが分からず、最初の一歩を踏み出せないという人もいるでしょう。たいていの人は、自宅周辺の地理を正確には把握していないものです。車中心の生活をしているとなおさら。

 普段から走ることが習慣化している、市民ランナーの方が聞けば呆れる話でしょうけれど、これから始める場合、こんなこともハードルになります。意欲があっても、コースが決まらないために行動を起こせないのでは意味がありません。

 実際に近所を走りながら考えるのも手ですが、それでは合計距離も分からないですし、そもそも面倒くさいです。そこで利用するのが、地図サイト「マピオン」の「キョリ測」。地図上の任意のポイントから、目的地までの距離を測る機能です。


 使い方はいたってカンタン。

  1. 開始地点(例:自宅)を中心に地図を表示する
  2. ジョギング開始地点をクリック(押しピン形状のアイコンを表示)
  3. 走りたいコースに沿って、クリックを続ける(歩道が整備された幹線道路とか、信号の少ない川沿いとか、照明が明るい線路沿いなど好みで)
  4. たどったコースが赤ラインで可視化され、距離も合算される
  5. ゴール(例:自宅)に戻る

 しっくり来なかったら、「クリア」でリセットしたり、「1つ戻る」で試行錯誤して、最適なコースを探してください。「性別/年齢/体重」を入力することで、およその消費カロリーや所要時間、歩数を知ることもできて便利です。

 例えば、もし私が浦和駅近くに住んでいるとしたら、こんなコースにします。


 このコースを作るときに意識したのは以下のようなポイント。

  • 太い道を走る(自動車や歩行者との接触事故回避のため、見晴らしのよい太い道を選びました。歩道があればなおよしです)
  • 適度な時間として30分、無理のない負荷として時速10キロが平均的なジョギング(すると、距離はおのずと5キロ前後になります)
  • 大きな円を描くように走る(曲がる回数多いのは落ち着かないですし、ペース配分も狂うので、ぐるりと円に近いコース取りを意識しました)

 こんな感じで、自分が気持ちよく走れてジョギングが長続きしそうなコースを作ればいいわけです。

反時計回りに走ろう

 ジョギングの際の豆知識として、コースは反時計回り、つまり「左回り」で走ることをオススメします。理由は、

 人間の足は左右で機能が違う。左足は身体を支える役割を持ち、右足はドライブをかけて推進する働きをする。トラックを曲がるとき、左足で身体を支えながら右足で加速して走るので、左回りのほうが理にかなっている。(R25.jpより引用)

 からだそうです。そういえば、オリンピックも運動会も、走るのは左回りばかりですよね。

 私は、帰省したときや、2泊以上の旅行に行くときは、ジョギング用具一式を持参して現地で走るようにしてまして、そこでも「キョリ測」は活躍します。この年末年始にも、実家近くの適当な大きさの公園を見つけ、距離を測って合計25キロほど走りました。

 「走ろうと思ってはいるんだよね〜」という人はたくさんいても、行動に移す人は少数派。まずはコースを作りましょう。作ってみると、不思議とそこを走りたくなりますよ。

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