常時接続でもGmailを高速化――オフラインモードの付加価値3分LifeHacking

オフラインのGmailというと、「私はデスクトップPCで常時接続環境だから特に必要ない」と思う人もいるかもしれない。しかし「Flakyモード」を利用すれば、オンライン環境下でもさらに高速にGmailが利用できる。

» 2009年01月29日 15時23分 公開
[斎藤健二,ITmedia]

 Gmailにオフラインモードが追加され、ネットに接続されていない環境でも、メールの読み書き、検索などが可能になった。これだけ見ると、デスクトップPCなどを使って常時オンライン環境の人にはさしたるメリットはないようにも思う。

 しかし、副次的に“ネットへの接続が遅かったり不安定でも、高速に動作する”というメリットが生まれている。

Flaky接続モード――ネットが遅くても高速に

 オフラインGmailには4つのモードが用意されている。

  • オンライン状態で、かつオフライン時に加えた変更がすべて反映されている状態
  • 同期中の状態
  • オフラインの状態
  • Flaky接続状態

 このFlaky接続というのが、オフラインモード追加に伴って副次的に追加された機能だ。Flakyとは「アテにならない」というような意味。このモードを選ぶことで、Gmailを“さらに高速化”できる。

 具体的な動きは、こうだ。オンライン環境でもPC内部にキャッシュされたデータにアクセスして高速にGmailを動作させ、かつバックグラウンドでオンラインと同期を行う。

 これはMySpaceがGearsを採用して、動作を高速化したり機能追加した手法と同様のものだ。オフライン機能自体は不要なユーザーでも、ローカルPC内にキャッシュとして持っているデータを使って高速動作させる。

Gmailのオフラインモード――最初の同期は数時間かかりそう

 最後にオフラインモードに最初に移行したときの画面を紹介しよう。数Gバイトのデータを持っている人は、初回同期に数時間はかかると思ったほうがよさそうだ。

 筆者の場合、過去2年間のメールが同期対象だった。また、スターを付けたメールは期間にかかわらず同期され、Spamフォルダ、ゴミ箱フォルダ、そして特定のあるフォルダは同期対象から外れていた。

Labs内にこんな画面が出ていれば、オフライン対応可能になっている
最初にインストールが必要。「Next」を押そう
まずはインストールが行われ
同期が始まる。相当な時間がかかるはずだ
オフラインをオンにすると、このように設定メニューが表示されるが、設定を変えられるのはオン/オフだけのようだ

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