Lunascapeは1月27日、提供するWebブラウザのリリース候補(release candidate)版「Lunascape 5.0 rc」を公開した。Geckoエンジンを最新版の「1.9.2 α1」に更新したほか、ニコニコ動画のコメント欄でDeleteキーがきかないことがあった不具合などを修正した。
Lunascapeは1月27日、提供するWebブラウザのリリース候補(release candidate)版「Lunascape 5.0 rc」を公開した。Geckoエンジンを最新版の1.9.2 α1に更新したほか、ニコニコ動画のコメント欄でDeleteキーがきかないことがあった不具合などを修正した。
Lunascape 5.0は、HTMLの描画エンジンとして、Internet Explorerなどに搭載されている「Trident」、Firefoxなどに搭載されている「Gecko」、SafariやGoogle Chromeに搭載されている「WebKit」の3つを搭載しているWebブラウザ。
Lunascapeによれば、Tridentで表示することを想定したWebページ数が最も多く、GeckoはJavaScriptの処理が、WebKitは画像などの描画が高速だという。ユーザーはタブのコンテキストメニューやステータスバーから描画エンジンを切り替えられ、特定のページを毎回同じエンジンで開くような設定もできる。
今回のRC版では、Geckoエンジンを最新版の「1.9.2 α1」に更新し、JavaScript実行速度を向上した。また、Youtubeなど特定のサイトを閲覧中にCPU使用率が高くなることがあった問題などを改善し、安定性も向上したという。
このほか、Trident使用時にニコニコ動画のコメント欄でDeleteキーがきかないことがあった不具合や、GeckoとWebKit使用時にタブを閉じた際に強制終了することがある不具合なども修正した。
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