リコーが中小企業向けネットワークサービスを一新、PC1台から利用可能に

リコーは、SMB向け｢NETBegin BBパック｣のサービスメニューを一新。クライアントPC1台から利用できるようになった。

　リコーは、中堅中小事業所向けに、ブロードバンドによるネットワーク構築や障害時の保守対応までをワンストップで提供する「NETBegin BBパック Select」を発売した。2005年5月に発売した｢NETBegin BBパック｣のサービスメニューを一新したもので、最少でクライアントPC1台から利用できるようになった。ベーシックモデルの最小構成価格は初期費用6万1950円から、月額費用3360円から。

　リコーの100％出資子会社であるリコーテクノシステムズのエンジニアがネットワークの構築や各種設定、運用支援を行うサービス。専任のシステム担当者の確保が難しい中堅中小事業所でも、「安心で快適なネットワーク環境を手軽に活用できる」（リコー）という。

　ユーザーのニーズや既存ネットワーク環境に合わせて3つのモデルを用意。ブロードバンドルータの導入、設定からネットワーク構築、保守までを行う「ベーシックモデル」、VPN環境の構築、情報漏えい対策などのオプションが利用できる「アドバンスモデル」を選べる。

　NETBegin BBパック SelectではネットワークにはNTTのブロードバンド回線を利用する。既にNTTのブロードバンド回線を利用している企業であれば、既設のNTT終端端末（レンタル）を継続利用することで初期導入コストを抑える「エントリーモデル」も選べるようになっている。

　共通オプションには、ウイルス対策、無線LAN構築、ホスティングなどを用意した。接続するPC1台で、リコーによるインターネット接続サービスを利用した場合の価格はベーシックモデルの初期費用が6万1950円から、月額費用が3360円から。アドバンスモデルの初期費用が9万5550円から、5000円から。エントリーモデルの初期費用が1万9950円から、4620円から。