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心も満たすユニーク社食:

「社食じゃない」がウリ!? 博報堂の社員食堂 (2/2)

2009年01月13日 16時30分 更新
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名店KIHACHIの味で社員のハートをつかむ

mt_bread.jpg KIHACHIの自家製パンが並ぶベーカリーコーナー

 また、夕方から夜にかけてもっと多くの人に集まってもらうよう、イベントなども行っているという。博報堂ではこのように、100tablesにさまざまな機能を兼ね備え、訴求力を高める工夫をしているようだ。だからといって、最大の機能である社食部分がおざなりになっているわけではない。

 胃袋から社員を引き付ける味と、安心して口にできる安全性にもこだわった。その結果、100tablesでは、あの有名レストランのKIHACHIが全料理を提供している。

 メニューは、メインディッシュとなるボリュームのあるメニューから、フレッシュジュースやマフィン、サンドイッチなど軽めのもの、さらにプリンやケーキなどデザート類まで軽重を網羅。ちゃんとした食事、軽食、お茶などさまざまなニーズに対応した柔軟な品ぞろえだ。

 「オープン時はおしゃれなメニュー中心だった」が、社員の声などを反映させ、ラーメンや丼物を追加するなど日々メニュー改善を繰り返している。筆者は、やはりオープン時にはなかったという、シェフの洋風日替わり定食を食してみた。

 この日の内容は、スープに雑穀米、それに旨みは濃いのにしつこくない豚の角煮、絶妙に辛味を効かせた鶏肉の香草焼き、さまざまな食感を楽しめる春雨サラダのなどのメイン料理が載ったプレートのセット。どれも味加減や食感を存分に楽しめた。特に数種の豆に、すりつぶしたシーチキンソースを絡めた一品は、筆者には斬新に映った。この組み合わせの食材やソースを味わうのが初めてだったからだ。こうしたKIHACHIの食の刺激が、柔軟な発想力など、仕事上の何かヒントになっている社員も案外多いのではないだろうか。

 何よりおいしい料理は人を引き寄せる。筆者がもし博報堂の社員だったら、間違いなく100tablesに通い詰めただろう。引き寄せられた社員同士の会話が弾めば、社食は活発な情報交換の場になる。

mt_hito.jpg


 「100tablesを社内での出会いの場にしたかった」と、中馬さんは言う。オフィスの机に座っていたら出会えなかった社員同士、なにげなく手に取ったライブラリーの本やDVD、KIHACHIの料理、1人物思いに浸る時間――さまざまな「人」や「情報」に出会った社員1人1人の“人財力”を上げるためのきっかけの場。それが100tablesなのだ。

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[豊島美幸,ITmedia]

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