「今年こそ○○するぞ」を行動に移すには？：「チェンジ」するための3ステップ（1/2 ページ）

チェンジできた瞬間をイメージ

平本　例えばダイエットを2、3カ月して、体重が実際に減ってきたとします。パートナーに「ちょっとやせた？」とか、周りの人に「ちょっとスッキリしたよね」と言われたらどんな気分ですか？

房野　いいですね。もっと言ってもらいます。単純にうれしいです。

平本　半年くらいすると、今着ている服が緩くなってきた。もう着られなくなっちゃった。

房野　いいですねー。今度はその細い身体に合う洋服を買いたいです。楽しいでしょうね。

平本　そうですか？　今までの洋服は着られなくなっちゃいますよ。

房野　いいんです。誰かにあげます。

平本　では豊島さん、変化が起きて、飲み会の誘いをちゃんと断れるようになったとしたら、どうなっていますか？

豊島　会社に残って2、3時間、集中して仕事をします。「今頃みんな飲んでいるんだろうなあ」とは思うけれど、こっちは書類が書けたし、と満足できます。完成した書類をプリンタが刷る機械音が聞こえた瞬間、達成感でいい気分になりますね。

平本　何枚くらい出てきますか？

豊島　5〜6枚くらいでしょうか。「やった！　今日の分が終わった」と。そうしたら外をいい気分で歩けます。

平本　そして1年経ちました。何枚くらいになりますか？

豊島　目標の500枚くらいにはなっているでしょうね。達成当日は何をしてもいいよ、という感じですね。自分にご褒美をあげます。

平本　どんな気持ちですか？

豊島　やるべきことがきちんとできて、自分を認められるようになるので、自分をもっと好きになって、自信が出てきて、表情が明るくなって、もっと元気に道を歩けます。

平本　では、職場の人との距離感が近くなったら、どうなっていますか？

豊島　お互いのキャラクターがより理解できて、仕事がやりやすくなっていると思います。仕事上の関係だけじゃなくて、それ以前の人間関係がうまくいっていると、仕事がしやすくなると思います。

平本　それが半年くらいしたら？

豊島　自分がやるべき仕事と、ほかの人に振った方がいい仕事がより明確になります。この人に合っているな、と思う仕事はその人に振って、逆に、自分の方が合っている仕事は振られて、というように、適材適所になってチーム全体でも効率が上がっていると思います。仕事も個々人のスケジュール管理も、無駄な部分がそぎ落とされていくと思いますね。

平本　いいですね。では、原さん、自信がついたとして、3カ月くらいたったら、どうなっていますか？

原　上司に言われてじゃなくて、自分から企画書を作って、自分からみんなの前で発表できるようになります。

平本　1年経ちました。どうなりますか？

原　常に堂々と話して、会場のいい雰囲気が一見して分かるようになります。みんなが自分の方を見ていて、ノリノリな感じでうなずいてくれて、同意してくれている。いい感じですね。