『ショーシャンクの空に』に学ぶ、成果を生み出す行動決定法3分で読める! 隣のヤツより成果を出す勉強術(3/4 ページ)

» 2008年12月08日 18時30分 公開
[水野浩志,ITmedia]

成果を生み出す行動決定法

 とはいえ、やみくもに行動しても成果は出ません。やはり考えることも重要です。では、どういった考え方が必要なのでしょうか。

 答えは、「今からどんな行動をするか」ということを目的にして考える、というきわめてシンプルなもの。そして、人間がビジネスで取る行動とは、

  • 「読む」
  • 「聞く」

 というインプットと、

  • 「話す」
  • 「書く」
  • 「ものを動かす」
  • 「自分が移動する」

 というアウトプットの行動くらいしかありません。だから、考えるということとは、

  • この6つの行動を、どのように実行するのかを決める

 だけなのです。成果を出すことができない方の考え方を観察してみると、この部分を曖昧にしたまま、ざっくり漠然と考えているように見えます。だから、最終的な行動を起こすことができずに止まってしまうのです。

 成果を出している人は、一度にたくさんのことを考えて実践しているように見えますが、よく見てみると、上記6つの行動を素早く決めています。また、アウトプットを行動の主体として考え、その行動を決定できない場合は、情報が不足しているとして、素早くインプットの行動を起こします。

 仮に、自分ひとりの力ではどうにもならないような課題にぶつかっても、その問題を細分化し、自分ができる範囲の行動を見つけ、それを実践します。だから、止まって全く動かなくなってしまうことがありません。つまり、もし成果を出せずに行動できなくなっているならば、まずはこの6つの行動を思い浮かべ、自分が今起こせる行動を考えてみて下さい。

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