無駄な会議の中でもさらに“無駄”なものとは?

日々参加している会議の約半分は“無駄”だと思われている。そんなアンケート結果には、無駄な会議に対する怒りとあきらめが入り交じっているようで……。

» 2008年12月01日 15時22分 公開
[斎藤健二,ITmedia]

 皆さんは無駄な会議にどれくらいの頻度で遭遇しますか? 「仕事ラボ.net」を運営するアイ・キューが25〜29歳の会社員を対象に行ったアンケートによると、平均して月に3.6回の会議があって、その中で無駄だと思う会議は1.7回だという。

 無駄な会議として挙げられたランキングでは、次のようなものが上位に挙がった。会議の多くは上司に引っかき回されるもの――ともいえそうだ。

  • 何時間も議論をしたのに後から来た役員の一言で結論が変わった
  • 事前資料を読んでない上司が、話をかきまわした
  • 出席予定の社長がいなくて進めた会議の終盤に社長が帰社、経過を初めから説明したため、結局2倍の時間が費やされた

 中には、「10分でできる説明をダラダラと1時間近く説明された」といったものや、「計30人以上もの参加メンバーを集めた会議で、1対1の言い合いが40分ほど続いた」という、誰もが経験したことがあるようなものも。

 信じられない無駄会議――として挙がってきたのは、意外に笑えない次のようなものだ。

  • 解雇される予定の人たちが年間計画を立てていた
  • 会議の途中から、社長と専務の前の会社でのエピソードとトリビアの披露合戦になり、そんなことで昼休みがなくなった
  • ミスがあったのを誰の責任なのか何時間も打ち合わせていた、そんな時間があったら得意先に迷惑をかけたので何らかの対処をするべきだと思った

無駄な会議の中でも“無駄”なもの

 まん延する無駄な会議の中でも、特に無駄なものは何だったのだろう?

アイ・キュー調査結果より

 25%を占めて1位だったのは「過去の議事録・配布資料」、意外な2位は「飲食物」だった。確かにね――と感じる人が多そうなのが、「携帯電話」「パソコン」という回答だ。資料は少なく、みんな会議の間は目の前の課題に集中してね――というのが本音だろうか。

 そして誰もが無駄な会議なら抜け出したい……と思うようで、約半数の人が無駄な会議を抜け出した経験あり。言い訳作戦としては、

  • お手伝い
  • 電話が鳴ったふりをする
  • 急用を思い出す

 といったものがメジャー。「飲み物を取りに行く」「タバコ」など、とりあえず部屋を出てフェードアウトという方法も、経験者がけっこういるようだ。

アイ・キュー調査結果より

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